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【K-1】廣野がペトロシアンと特訓、優勝目指す

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2017/06/01(木)UP

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「相手の光を消す」と称される戦い方をする廣野(左)。強豪外国人から勝利をもぎ取れるか

 6月18日(日)さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナにて開催される『K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~第2代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント~』で、トーナメントに出場する初代Bigbangスーパーウェルター級王者・廣野祐(NPO JEFA)が5月31日(水)都内で公開練習を行った。

 シャドーボクシングとミット打ちを2分1Rずつ行った廣野は、「いつものことですが今は身体が疲れが溜まっています。でも練習が充実しているので、試合に向けた緊張感という固さはないです」とコメント。

 約2カ月間にもわたってヨーロッパでのトレーニングキャンプを慣行し、前半はイギリスでボクシングの技術向上&フィジカル強化。後半はイタリアへ渡り、1回戦で対戦するサニー・ダルベック(スウェーデン)対策として元K-1MAX世界王者ジョルジオ・ぺトロシアンとスパーリングを続けてきたという。

「今年1月にジョーダン・ピケオーに負けて、その時に自分に足りなかったものがあったので、イギリスではそれを修正するための練習をしてきました。3週間ほどイギリスで練習したあとはイタリアでぺトロシアン兄弟のいるジムに行きました。1回戦の相手がサウスポーで、悔しいですけどサウスポーで世界のトップはぺトロシアン。彼以外のスパーリング相手はいないと思って、練習をお願いしました。ぺトロシアンは僕と戦ったシェムシ・べキリやサモ・ペティと仲が良いらしくて、ずっと僕のことを敵対視してました(苦笑)。でもちゃんとスパーリングしてくれて、確かに上手くてタイ人の強豪みたいな動きをするんですけど、思ったよりも普通の人間だなと思いました」

 ダルベックについては、「左の攻撃ばかりが目立つけど、構えをオーソドックスにスイッチしてパンチを出したり細かいテクニックがある」と分析したうえで「あまり考えすぎないで、自分がやりたいことをやれば勝てると思っています」と自信をのぞかせる。

 トーナメントの勝ち上がりについては、「ストーリー的には決勝でピケオーにリベンジするのがいいと思いますが、現実はチンギス・アラゾフが上がってくると思います」と予想。「誰が相手でも自分がやりたいことをやれば勝てると思います。自分がやりたいことを信じて貫くこと、そして臨機応変に対応すること。それで優勝に近づくと思います」と話す。

 最後に廣野は「今回はプロになって初めてのワンデートーナメントです。未知数ですが、多分自分はトーナメントで成長できるタイプだと思います。一戦一戦明確に勝ちきること、出し切ることがテーマです。『全試合KOで』と言いたいところですが、誰が見てもはっきり自分が勝っていると分かるような試合で3回勝ちます。そして最後にリングに立っているのは自分です」と、優勝宣言した。

●編集部オススメ記事
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