【UFC】元PRIDE&UFC王者ショーグンが日本大会参戦を熱望
元PRIDEミドル級GP王者でUFCでもライトヘビー級王者になった“ショーグン”ことマウリシオ・フア(ブラジル)が、9月23日(土)さいたまスーパーアリーナにて開催される日本大会『UFC Fight Night JAPAN』への参戦を熱望。ブラジルの格闘技雑誌『コンバッチ』(Combate)誌のインタビューで語った。
ショーグンは現在UFCに参戦後、初の3連勝中で、一時落ち込んでいたスランプから復調しつつある。
「俺は3月に試合をした。チームの皆と相談したが、次は9月頃に試合をしたい。9月には日本大会がある。日本のことも日本人も、俺は大好きなんだ」とショーグンは言う。
「また日本で戦えたら素晴らしい。メインかセミに出られたらいいが、そうでなくてもかまわない。大事なのは日本で試合することだ。日本には素晴らしい思い出がたくさんある。あそこのエネルギーが好きなんだ。すべてがうまく行けば、俺が(PRIDEの)世界王者として戦っていた、さいたまスーパーアリーナで戦えるだろう。あそこは、いい思い出といいエネルギーが詰まった場所なんだ」と、日本と聖地“たまアリ”LOVEを爆発させる。
ショーグンは2005年のPRIDEミドル級GPで、ヴァンダレイ・シウバのライバルだったクイントン・“ランペイジ”・ジャクソンを1RでTKO、“柔術マジシャン”ノゲイラの弟ホジェリオに判定勝ち、アリスター・オーフレイムを1RでTKOして決勝進出。決勝では先輩ヴァンダレイが敗れた相手、ヒカルド・アローナをパウンドで1Rに失神KOさせて先輩の仇を討つと同時に、PRIDEミドル級GP王座に就いた。
2007年からUFCに参戦すると、元UFCライトヘビー級王者で“米国格闘技界のスーパースター”だったチャック・リデルを1RでKOし、リョート・マチダの持つ王座に挑戦。初戦では判定負けしたが、再戦でリョートをキッチリ1RでKOしてUFCライトヘビー級王座に就いた。
初防衛戦でジョン・ジョーンズに敗れて王座陥落後、PRIDE二階級制覇のダン・ヘンダーソンと、格闘技史上に残る大激闘を2度も繰り広げた。しかしダンには2度とも敗れ、特に2度目は3RにTKO負けを喫してしまった。
ダンとの激闘で手ひどいダメージを負ったショーグンは連敗を喫し、14年にはオーヴィンス・サンプルー(OSP)にわずか34秒でKO負けしてしまう。しかしOSP戦後は、ホジェリオとコーリー・アンダーソンに判定勝利、今年3月にジャン・ヴィランテに3RでTKO勝利と、UFC参戦後初の3連勝で復活ののろしを上げたのだ。
「できればサンプルーと戦いたい。ヤツには負けているから。再戦したいんだ。日本でヤツと戦えると嬉しい」とショーグン。現在UFCライトヘビー級のランキングでは5位で、OSPはそれより下位の7位だ。しかしショーグンは言う。
「自分の階級で何位だとかはあまり興味がないんだ。(王者)ダニエル・コーミエがもうすぐジョン・ジョーンズと戦うし、アレクサンダー・グスタフソンがその勝者に挑戦するだろう。(3位には)ジミ・マヌワもいる。俺はそれより1試合1試合に集中したい。先のことを考えていたら目の前の試合に集中できない。これは自分の経験から言ってるんだ。俺は元チャンピオンだし、長年戦っているから、そういうことは分かってる。タイトル戦はいずれやってくるだろう。もしまたタイトル戦ができたら超ハッピーだ。だが毎試合が夢の試合なんだ。そしてベルトは俺の最大の夢だ」
ショーグンが再びUFCのベルトを巻く日が来るのか。しかし、その前にまず、日本大会にその雄姿を再び見せてくれるかが注目される。
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