【ボクシング】京口紘人が8戦目で世界挑戦、辰吉直伝の左ボディでKO奪取狙う
7月23日(日)東京・大田区総合体育館で開催される『ダブル世界タイトルマッチ」の記者会見が、6月14日(水)都内にて行われた。
OPBF東洋太平洋ミニマム級王者でIBF世界同級9位の京口紘人(ワタナベジム)が、IBF世界同級王者ホセ・アルグメド(メキシコ)に挑戦することが決まった。
京口の父はフルコンタクト空手道場の先生で、京口も3歳から空手を始めて12歳でボクシングジムに入門。アマチュアで2014年度国体成年の部ライトフライ級優勝、2015年度台北市国際カップ準優勝などの成績を収め、2016年にプロデビューした。アマチュア戦績は52勝(8KO)14敗、プロ戦績は7勝(6KO)無敗。
プロデビューからわずか1年3カ月、8戦目での世界タイトル挑戦となるが、渡辺均会長は「確かに早いですが、どちらかというと私はチャンスに突っ走る方なので、なんとか選手にチャンスを与えたいとの一心で交渉したら決まってしまいました。もっと経験を積ませたい気持ちもありましたが、十分に力は確認出来たので。これから日本を背負って立つ試合をして欲しい」と、世界を獲れる力があると判断してのもの。
京口自身は、「8戦目で大きなチャンスをいただけて嬉しく思いますし、必ず一発でKOで勝って世界チャンピオンになります」と力強い発言。「僕はミニマム級で最軽量級ですが、倒せるパンチ力に自信があります。京口の試合は見ててオモロイなと思ってもらえる、盛り上げる試合が出来たらと思います。ボクシングって、KOがファンの方たちが求めているものだと思うのでそこを意識して盛り上がる試合をするだけです」と意気込む。
「大きなチャンスを与えてもらったことを感謝していますし、それに応えるプレッシャーもありますが、プロになったからには世界を獲るのが夢だったので必ずものにして人生を変えたいと思います。勝利の自信は100%。必ず勝ちます」と、自信に満ち溢れた表情の京口。
ワタナベジムの前には大阪帝拳ジムに所属し、元WBC世界バンタム級王者・辰吉丈一郎の指導を受けていたという。「左ボディブローは直伝です。1日6R、左ボディだけをサンドバッグに打ち込んでいたこともありました」(京口)
辰吉直伝の左ボディブローで世界を獲得するのか。京口は「ミニマム級は最軽量級でKOが少ないが、その中でも自分はKOで勝ってきている。期待されているのがKOなので意識しています。12Rド突き合うより、KOした方が気持ちいいし、お客さんもそれを見たいと思う」と、インパクトのあるKO勝ちで世界王座を奪取すると誓った。
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ワタナベボクシングジム
「ダブル世界タイトルマッチ」
2017年7月23日(日)東京・大田区総合体育館
<決定対戦カード>
▼IBF世界ミニマム級タイトルマッチ 3分12R
ホセ・アルグメド(メキシコ/IBF世界ミニマム級王者
vs
京口紘人(ワタナベジム/OPBF東洋太平洋ミニマム級王者、IBF世界ミニマム級9位・挑戦者)
▼WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ 3分12R
田口良一(ワタナベジム/WBA世界ライトフライ級王者)
vs
ロベルト・バレラ(コロンビア/WBA世界ライトフライ級1位・挑戦者)
▼日本スーパーフライ級タイトルマッチ 3分10R
船井龍一(ワタナベジム/日本スーパーフライ級王者)
vs
奥本貴之(グリーンツダ/日本スーパーフライ級1位・挑戦者)
<出場決定選手>
河野公平(ワタナベジム/元WBA世界スーパーフライ級王者)
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