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【シュートボクシング】海人の世代交代宣言に鈴木は「喧嘩上等の態度がいい」

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2017/06/15(木)UP

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SB世界タイトルを保持し、エースとして君臨する鈴木(左)に世代交代を挑む海人(右)

 6月16日(金)東京・後楽園ホールにて開催される『SHOOT BOXING 2017 act.3』の前日計量&記者会見が、15日(木)都内にて行われた。

 メインイベントで対戦するシュートボクシング(以下SB)世界スーパーライト級王者・鈴木博昭(ストライキングジムAres)は63.5kg、SB日本ライト級1位・海人(TEAM F.O.D)は63.4kgでそれぞれ契約体重の63.5kgをクリアーした。

計量で凄まじい肉体を誇示する鈴木

 計量後、会見に出席した鈴木は「明日は若い世代との対戦。新旧対決と言われていますが、僕は旧になったつもりはない。新世代の実力がどんなもんか楽しみにしている」と、自分は“旧”ではなく“現”エースとして新世代の実力がどこまでのものかを試してやる、と貫録を感じさせる挨拶。

 しかし、海人は全く臆することなく「明日はしっかり勝って新しい時代、僕の時代に変えます」と世代交代を宣言する。

 そしてここで、この試合がヒジ打ちありのルールになることが双方合意の上で決定したことが発表された。

次世代エースとして期待されている海人

 海人は「ヒジありルールの試合は初めてです」と言うが、「鈴木選手が前回ヒジ打ちで倒していますが、僕的には問題ありません。逆にやってやるって気持ちです」と、あえてヒジありルールを希望したと勇ましい答え。

 それを受けて鈴木は、「僕はどちらでもよかったんですが、今の発言を聞いても海人がキャリアのある選手に喧嘩上等の態度は、まあ、いいでしょう。むしろそうあるべきだと思います。その根性が気に入りました」とニヤリ。

「自分は元々、ヒジは練習していました。大概のルールに対応出来るように生活しているので、(ヒジありになっても)そこまで大きい問題ではない。タイに練習に行ったのはヒジ打ちの練習というよりも、今は選手の中でリーダーとしてやっているので、なかなかシゴかれることがない。タイでシゴいてもらおうと思ったからです。新しい武器を手に入れて帰って来た、強くなって帰って来たと思ってください」と、タイ修業の成果を見せたいという。

鈴木は自信の表れか、二丁拳銃のシュートサイン

 最後に、海人が「鈴木選手が今エースと言われているので、そのエースを倒して自分が新エースになってSBを背負っていきたい」ともう一度世代交代を宣言すると、鈴木は「模範解答をいただきました」と、挑発的な言葉を投げかける。
 
 続けて「私は4月に環境の変化があって。タイに行った刺激もあって、心技体がさらに強くなったと思って戦えるので、また強くなったとワクワクする自分を見せたい。純粋に強くなった自分を見てください、それがメインの仕事につながると思う。全力で戦いたいと思います」と、さらに強くなった自分を楽しみにしてくれと語った。

 また、会見に同席したシーザー武志SB協会会長は「鈴木はキャリアのある選手ですが、鈴木たちも若い頃はキャリアのある選手と戦ってきた。今度は彼が若い選手たちと切磋琢磨します。その繰り返しがSBを大きくする。お客さんに喜んでもらいたいが、一番楽しみなのは私かもしれませんね」と、この試合へ大きな期待を寄せた。

●編集部オススメ記事
・新旧対決を受けて立つ鈴木「負けたら失うものは計り知れない」
・海人が挑発「鈴木選手は本物のエースではない」

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