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【KNOCK OUT】那須川天心、初の苦戦を語る

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2017/08/21(月)UP

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相手のヒジ打ちで左目上が少し腫れた姿で会見に出席した那須川。試合後に顔が腫れたのは初めてだと言う

 8月20日(日)東京・大田区総合体育館に3,050人(満員)の観衆を集めて開催された『KNOCK OUT vol.4』の一夜明け会見が、31日(月)都内にて行われた。

 メインイベントで、元ルンピニースタジアム2冠王ウィサンレック・MEIBUKAI(タイ)を3R2分45秒、TKOに破ったISKAオリエンタル世界バンタム級&RISE同級王者・那須川天心(TARGET)は、前日の試合を次のように振り返る。

急所蹴りを受けて悶絶し「時が止まった」(那須川)という苦しい場面もあった

「ちょっとすっきりしない勝ち方でした。でも久しぶりに試合で凄い緊張感があって、いろいろな技術の攻防が出来たので、やってて楽しかったです。対策はヒジ打ちを主にやっていて、絶対に来ると思っていました。それで慎重になりすぎた場面もありましたね。全ラウンド自分が獲れたので、そのわりには苦戦したと思われるかもしれませんが終わってみれば圧勝でした。向こうから攻撃をしてこないし、ヒジ一発で極めてやろうと待ちの戦法で来たのでかみ合わなかった。そういう相手にちゃんとKOで勝てたのはいい経験になりました」

ウィサンレックのヒジ打ちを間一髪でかわす

 ウィサンレックのヒジ打ちが当たって左目が腫れていたが、「初めて腫れました。初めて試合をしたなって感じがします。戦ったんだな、みたいな感じでいいかなって思っています」と笑う。また、「蹴りもいっぱいやったので足も痛いです。これが普通の人の試合をやったあとの怪我なのかなって思います。今までなかった経験です」と、初めて試合後に怪我らしい怪我を負ったという。

1度目のヒザ蹴りで正面からはアゴに入らないと判断し、2度目は横から回すようにヒザで顔面を蹴った

 今回の試合ではテーマを「右のパンチ」と定め、右ジャブを多めに使い、相手との駆け引きで今まで以上にフェイントも使った。圧勝に見えたようで「緊張感が凄かった」と手強い相手だったと振り返る。フィニッシュに結び付いた飛びヒザ蹴りは「アゴを狙おうとしたらガードが堅かったので、これは当たらないと思って横側から当てたら切れました。自分が攻撃するたびに身体を丸めていたので、フェイントをかけて丸めたところで一気に飛びました」と、試合中の判断で当てる角度を変えたと明かした。

※この大会の全試合結果

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