2017/09/04（月）UP
（最終更新：2017/09/04 15:02）

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

1年3カ月振りのK-1参戦。ファンもこの時を待っていた

　9月18日（月・祝）さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナにて開催される『K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ～初代ウェルター級王座決定トーナメント～』の1回戦で、GLORY-65kgSLAM王者・久保優太（K-1ジム五反田チームキングス）と対戦する木村”フィリップ”ミノル（ブラジル/Team Philip/GSA/WSR）のコメントが、主催者を通じて届いた。

カード発表会見時の久保（左）と木村（右）

　約1年3カ月振り（NOMANに判定勝ちして以来）のK-1参戦に「ずっとK-1に出場したかったですし、またK-1で戦えることは凄く嬉しくて喜びを感じています。今まで以上にK-1が知られるようになって良い意味で変わった1年でしたが、その1年に自分がK-1に出場していなくて歯痒かったです。周りの人からも『またK-1に出場して欲しい』という声も多くて、そこも含めて精神的に辛かったですね。

　だけど、この1年間K-1に出場できなかった悔しい想いを溜めれば溜めるほど、チャンスが来た時に爆発できるとポジティブに考えていました。だから今回のトーナメントでは溜まった想いを大爆発させます」と喜びと興奮を隠し切れない。
　
　対戦相手は元同門の先輩である久保に決定。「僕は17歳の頃から以前所属していたFighting Kairosの練習に参加させてもらっていて、18歳になって上京してきました。久保選手は僕が練習に参加させてもらう前から世界のトップファイターだったし、実際に一緒に練習したら凄すぎて『どうしたらこの次元にいけるんだろう？』と思いました。だから練習はもちろん食べる物まで真似して、久保選手がやる行動の全てが強くなることに繋がると思うぐらい、ずっと憧れて追い続けていましたね」と木村にとって久保は憧れの存在だったという。
　
「入れ替わりの激しい格闘技の世界で、これだけ長く世界のトップファイターで居続けられる選手は一握りもいないと思います。それは本当に凄いことだと思うし、こうして久保選手と戦えるのも彼のおかげで、彼と戦えるのも純粋に嬉しいです。（一ファイターとして戦う事に）ワクワクしますね。怖い気持ちもありますけど、こんなに試合が楽しみだったことは過去になかったです。久保選手とは練習で面と向かってスパーリングをやっていた選手ですけど、人は試合になると変わるので試合になった久保選手がどのように見えるのかは楽しみです」と”本気”の久保と向き合った時を楽しみにしている。

　さらに「久保選手は、試合になると冷たい目をして殺気を漂わせていますし、愛も感情も全て捨てて冷徹にチャンピオンになることを考えていると思います。僕はそれも承知の上で熱く倒しにいきます」と話し、真正面からぶつかるとした。
　
　会見では「トーナメントだから上手く戦う、ではなく馬鹿になった選手がチャンピオンになる」と発言していたが「僕は一回戦から『バチバチにやり過ぎだよ』って思われる試合をしたいですね。今回は今まで以上に自分の武器を信頼しているし、それをぶつければ何とかなるって精神です。だから僕は今回のトーナメントは馬鹿になったやつがチャンピオンになると思っています」と理由を話す。
　
　続けて「決勝は渡部太基選手（別ブロック1回戦でモハン・ドラゴンと対戦）と戦いたいですね。お互いダメージがあっても、分かりやすい試合が出来ると思うので決勝で待っています」と決勝では渡部と”漢の打ち合い”を望む。

UFC同時2階級制覇王者コナー・マクレガーの様な雰囲気の木村

　最後に「ただ強い選手が戦うだけでなくて、そこに因縁や色んな感情が入り混じってストーリーが生まれるのがK-1の魅力だと思っています。今回、自分にとって初のチャンピオンベルトが、久保選手に勝ってトーナメントで獲得する『K-1』のベルトになる可能性がある。それは人として凄いことだと思うし、自分の人生でそれが出来ることを自分自身で証明します。今回のトーナメントは過去のK-1と比べても劣らない凄いストーリーや凄い戦いが生まれると思うので、K-1の歴史に自分の名前を刻みたいです。全てを懸けて戦います」と誓った。
　
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