【ボクシング】井上尚弥が帰国「年末は統一戦やりたい」
9月9日(土・日本時間10日)アメリカ・カリフォルニア州カーソンのスタブハブセンターにて、WBO世界スーパーフライ級タイトル6度目の防衛に成功した井上尚弥(24=大橋ジム/同級王者)が、11日(月)に帰国。成田空港で囲み会見を行った。
井上は20戦17勝のアントニオ・ニエベス(30=アメリカ/同級7位)に6R終了時TKO勝ちを収めた。
「無事チャンピオンとして帰って来れてホッとしています。アメリカの雰囲気、歓声、野外での試合も初めてだったので日本と違う雰囲気で凄く楽しかったです」と井上。
試合については「自分の理想とする結果にはならなかったんですが、一方的な試合が出来て次にはつながったかなと思います。打たせないで打つボクシングは出来ましたが、自分的には満足いってないので70点」と、自己評価は厳しい。
しかし、「あそこまでガードを固められて逃げられると、相手も素人ではないので難しいところはありました。そこでギブアップまで追い込めたのはよかった」と相手を試合放棄まで追い込んだことは自信になったという。
アメリカでの試合を終えて「今まで以上に海外でやりたい気持ちが増しました。どんどんこういう舞台にチャレンジしていきたい。あの試合で評価されれば嬉しいし、オファーがあればいつでも行きたい」と、今後も海外で試合をやっていきたいと話す。
今後について聞かれると「自分はスーパー・フライ級で出来る試合数は少ない。やっても今年いっぱいだと思う。まだやり残したことがあるのでそれをやりたいですね」と、階級を上げる前にやりたいことがあるという。
それは「ずばり、統一戦です。年末は会長に統一戦をお願いするつもり。チャンピオンが4人(WBA、WBC、IBF、WBO)いるので誰が強いのかを証明したい」と、統一戦をぶち上げた。
「カリ・ヤファイ(WBA王者)とシーサケット(WBC王者)は次が決まっているようなので、一度決まりかけたアンカハスと決まれば最高です」と、現IBF王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)の名をあげた。
これを受けて大橋秀行会長は「明日から動きます」と、年末の統一戦実現へ動くと明言。しかし「今回の相手も強かったけれど、ああいう結果になるとは思わなかった。これから相手を選ぶのが大変になると思う」と、“怪物”井上との対戦を相手が受けるかを心配していた。
また、対戦が期待されたローマン・ゴンサレス(30=ニカラグア/帝拳ジム)がシーサケットにKO負けを喫した試合について井上は、「控室のモニターで見ていました。試合前から五分五分と思っていましたが、ああいう負け方をするとは思わなかったのでショッキングでした」と語った。
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