【ONE】巌流島帰りの関根シュレックが9カ月ぶり参戦
シンガポール発の総合格闘技団体「ONE Championship」(通称ONE)が、9月16日(土・現地時間)にインドネシアのジャカルタ・コンベンション・センターで開催する『ONE:TOTAL VICTORY』の全対戦カード&試合順が決まった。
前座(プレリム)3試合と本戦(メインカード)7試合の全10試合が行われる今大会。日本から唯一の参戦となる“警察官最強だった男”こと、関根シュレック秀樹(44=ブルテリア・ボンサイ)が、本戦・第5試合のヘビー級ワンマッチでアラン・ンガラニ(42=カメルーン)と対戦する。
格闘技に専念すべく、昨年43歳にして警察官を辞職し話題となった関根。柔術家として、全日本柔術選手権、柔術アジア選手権、アブダビワールドプロ柔術など数々の大会で優勝を飾り、“組み技世界一決定戦”と言われる『ADCC』(アブダビコンバット)では、2011・2013・2015・2017と4回連続でアジア・オセアニア代表となるなど、屈指の実績も持つファイターだ。
MMA(総合格闘技)では2009年にDEEPでプロデビューし、日本人離れした体格と卓越した寝技・組み技のスキルを武器に、2014年までに7戦全勝(KO・TKO勝ち3回、一本勝ち3回)と活躍。その後、2年のブランクを経て、昨年12月にONE初参戦でいきなりヘビー級タイトルに挑戦するも、王者ブランドン・ベラに初回TKO負けでプロ初黒星を喫した。今回が約9カ月ぶりのMMA再起戦となる。
その相手となるンガラニは、アフリカ系特有の身体能力と筋骨隆々の肉体から繰り出す強打を持ち味とするファイター。キックボクシング出身で、マイケル・マクドナルド、カーター・ウィリアムス、ボブ・サップら元K-1戦士から勝利を上げた実力を持つ。2013年にONEで迎えたMMAプロ初戦では、鮮やかな後ろ回し蹴り一発で相手を僅か31秒でマットに沈め、現在までの継続参戦に繋がるインパクトを残した。
関根にとってはONE初白星が懸かった一戦。現パンクラス・ミドル級王者のロッキー川村に判定勝ちした、9月2日の『巌流島 ADAUCHI 2017 in MAIHAMA』から、中2週間というタイトなスケジュールでの試合となるが、果たして強打者相手に勝利なるか。
また、今大会のメインイベント(本戦・第7試合)とセミファイナル(本戦・第6試合)は、共にフライ級ワンマッチに決定。メインイベントでは、前ONEフライ級王者カイラット・アクメトフ(カザフスタン)が、同タイトル挑戦経験のある実力者ゲヘ・エスタキオ(フィリピン)と激突。
セミファイナルは、プロ5戦全勝のステファー・ラハディアン(インドネシア)と、3連勝中のシム・ブンスラン(カンボジア)による新鋭対決となる。
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