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【新極真会】内山高志が連覇目指す入来建武にダイナマイトパンチ伝授

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2017/09/17(日)UP

内山のダイナマイトパンチの指導で入来のミットの音が変わった

 9月16日(土)東京・五反田のワタナベジムに、新極真会の2016年全日本空手道選手権大会優勝者・入来建武(22=新極真会・東京城南川崎支部)が出稽古に訪れ、元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志(37=ワタナベジム)からボクシングを学んだ。

 入来の父であり師匠でもある入来武久・東京城南川崎支部長と内山には共通の知人がおり、以前から内山の試合には応援に駆け付けていた。内山が引退発表した後、慰労会で入来支部長が内山に建武の出稽古を打診したところ、快く引き受けてくれたことがきっかけになったという。

ボクシングのパンチの打ち方を教える内山

 この日は初回ということで約1時間、入来は内山のボクシング指導を受けた。内山自らが2種類のミットを持ってのミットトレーニングとサンドバッグトレーニングで、ボクシングの基本的なパンチの打ち方をレクチャー。内山が「腕を引かずに腰を回して打つ」「ステップインして打つ」などのアドバイスをすると、入来がミットを叩くパンチの音が変わった。

 内山は「新極真会のチャンピオンだけあってパンチ力と体力が凄い。パンチが重かったです。ボクシングと空手の打ち方は違うと思いますが、ボクシングの打ち方を教えればボクシングにも対応できるだけのものを持っています。センスがありますね」と、入来を高評価。

内山がパンチの見本を見せる

 実は昨年、入来が優勝した全日本選手権大会のテレビ中継で内山はゲスト解説を務めており、「あの時に優勝した選手と今日こうして練習するなんて縁を感じました」という。そして「昨年チャンピオンになる姿を見たし、こうして一緒に練習もしたので二連覇して欲しい」と入来にエールを送った。

 練習を終えた入来は「身体の使い方、力の入れ方、当て方が空手とは全然違うと感じました。突きの一発一発の正確性を磨かないといけないと思いましたね。突きが磨かれれば戦い方の幅が広がるので、今日教えていただいたことを生かしたいと思います」との感想を述べる。

ドラムミットにボディを叩き込む入来

 そして入来支部長は「ボクシングを上手く取り入れていけば、突きの新たな境地が見つかると思います。今回は大会前なので、大会が終わったら定期的に練習をお願いしようと思っています」と、今後も内山と交流していきたいと語った。

 入来が二連覇を目指す新極真会の『第49回オープントーナメント全日本空手道選手権大会』は、10月14日(土)15日(日)東京体育館で開催される。内山から学んだダイナマイトパンチを応用し、今年も頂点に立つことが出来るか。

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