2017/09/18（月）UP
（最終更新：2017/09/18 02:50）

eFightの試合動画
試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

武居（左）と伊澤（右）の王者対決。前哨戦のコメントでは両者とも会見場を沸かせた

　9月18日（月・祝）さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナにて開催される『K-1 WORLD GP 2017 JAPAN～初代ウェルター級王座決定トーナメント～』の公開計量＆前日会見が、17日（日）都内で13：30より行われた。

　スーパーファイト（ワンマッチ）で対戦するK-1スーパー・バンタム級王者の武居由樹（POWER OF DREAM）はリミットちょうどの55.0kg、英雄伝説世界-57kg級王者・伊澤波人（K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）は54.9kgでそれぞれ計量を1回目でクリアー。

　伊澤が「たくさん練習してきたので、僕のやってきた練習を皆さんに見せるだけなのでお楽しみに」と言えば、武居は「体調はバッチリなので台風18号より激しい殴り合いをしたいと思います」と技ありのコメント。

　さらに伊澤が「僕が鍛えてきたことはやっぱりローキックですね。僕は結局ローキックなので、右も左も相手を倒すだけの技を磨いてきたのでローキックで行きます」と言えば、武居は「伊澤選手はああ言っていますが、ローだけじゃなく上も蹴ってくるので全部の蹴りに対策を練って準備してきました」と、その手には乗らないとばかりの返答。

　すると伊澤は「はい、上も蹴ります。お腹も蹴ります。全部蹴ります。すいません」と素直に認め、会見場は笑いに包まれた。前哨戦は互角の勝負というところか。

　また、武居は「前回の（スーパー・バンタム級の）トーナメントでは普段の体重が少なかったけれど、今は体が大きくなって体重が増えたのでパワーがついたと思います」と4月のトーナメント時よりもパワーアップしていると語った。

にらみ合いを仕掛けてきたスタウロス（右）に大雅（左）は怒りを抑えた

　同じくスーパーファイトで対戦する、K-1スーパー・フェザー級王者の大雅（TRY HARD GYM）とWKBC・WAKO・ISKA世界スーパー・フェザー級王者スタウロス・エグザコスティディス（ギリシャ）は共にリミットちょうどの60.0kgで計量を1回目でクリアー。

「準備は出来ている。だから日本へ私は来た。明日の試合を楽しみにしている」とコメントしたスタウロスに、計量時にも会見開始時にもにらみ付けられた大雅は、「明日は楽しむだけです。準備は出来ているので。今ムカついても明日になったら冷めそうなので、明日までとっておきます」と怒りはリング上でぶつけるという。

　一方、にらみ付けるも大雅に笑顔で返されたスタウロスは「私は結婚しているのでそういう趣味はないよ」とジョークで答え、「そのベルトは私が巻きたい」と大雅の持つ王座にも興味を示した（今回はノンタイトル戦）。

　前回の皇治戦が不完全燃焼に終わった大雅は「最近は考えすぎていたので、明日は楽しもうと思います。やりたいようにやります。格闘技が好きでやっているので」と、久しぶりに本能を爆発させると締めくくった。

にらみまくるKENJI（右）に牧平（左）も怒りの表情

　また、「K-1 WORLD GP初代ウェルター級王座決定トーナメント」のリザーブファイトに出場するKENJI（K-1ジムEBISU小比類巻道場＝67.3kg)も対戦相手の第3代Krush -67kg元王者・牧平圭太 (HALEO TOP TEAM）に、今にも殴りかからんとばかりににらみ付ける。これに対して牧平も怒りの表情を浮かべていた。

　KENJIは「明日は横にいる牧平を倒すためにトレーニングしてきました。アツい試合をします。（対戦は）2回目なので白黒つけて完全決着をつける。必ず倒す」と意気込む。

　牧平は「今日までナメてんじゃねえよって気持ちしかないです」とKENJIの態度に怒りを露にし、「明日は父親として子供に勝つ姿を見せたいです。KOで倒して勝ちます」と言い放った。