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【ベラトール】クロンと並ぶ新世代グレイシーが7連勝へ計量パス

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2017/10/21(土)UP

前日計量に臨んだネイマン・グレイシー(左)と対戦相手のザック・ビューシャ(右)

 10月20日(金・現地時間)アメリカ・コネチカット州アンカスビルのモヒガン・サン・アリーナで開催される『Bellator(ベラトール) 185』の前日計量が、19日(木・同)に行われた。

 今大会のセミファイナルでは、現在プロ6連勝中と好調のネイマン・グレイシー(28=ブラジル)が、ザック・ビューシャ(33=アメリカ)とウェルター級(170ポンド=約77.11キロ)ワンマッチで激突する。

6月のニューヨーク大会で、ネイマンはリアネイキドチョークを極めて一本勝ち。6連勝を収めた

 ネイマンは170.50ポンド(約77.34キロ)、ビューシャは170.25ポンド(約77.22キロ)で、共に計量を一発でクリアー(タイトルマッチ以外の試合は1ポンド=約450グラムまでの超過が認められている)。後は試合開始のゴングを待つのみとなった。

 ブラジリアン柔術ビッグ・ファイブの一人と呼ばれ、ヒクソン・グレイシーから三角絞めを広めた初期の柔術家としてその名前を挙げられたこともあるマルシオ・スタンボスキを父親に、そしてホブソン・グレイシーの娘であるカーラ・グレイシーを母親に持つネイマン。現在、RIZINで活躍中のクロン・グレイシー(ヒクソンの次男)と並び、新世代グレイシーの一人としてプロMMAのリングで着実に成長を遂げているファイターだ。

 2013年9月にUFCとベラトールに次ぐアメリカ第三のプロモーションであったWSOF(ワールド・シリーズ・オブ・ファイティング/現在はPFL=プロフェッショナル・ファイターズ・リーグに買収)でプロデビューを果たし、2015年2月のプロ3戦目からベラトールに参戦。プロ6戦全勝のうち、5試合が関節技・絞め技による一本勝ちと、持ち味を発揮している。

 対するビューシャは今回がベラトール初参戦のベテランファイターだ。2007年7月にプロデビューし、アメリカのStrikeforce(ストライクフォース/現在はUFCに買収)やKOTC(キング・オブ・ザ・ケイジ)などの有名プロモーションへの参戦経験があり、近年はShamrock FC(シャムロック・エフシー)というローカル団体を主戦場としてきた。戦績は18勝8敗。

互いに向き合って闘志を燃やすネイマン(左)とビューシャ(右)

 元UFCトップファイターのローリー・マクドナルドの電撃参戦を機に、さらに活気づくベラトールのウェルター級戦線。来年1月には現王者ダグラス・リマがマクドナルドの挑戦を受け、2度目の防衛戦に臨むことも決定しており、ネイマンにとっては上位陣との対戦に近づくために落とせない一戦となる。

 久しぶりのメジャー団体参戦で意気込み十分のビューシャを相手に、果たしてネイマンは一本を奪えるか。注目のセミファイナルだ。

PHOTOS(C)Bellator MMA

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