【Krush】激闘制してV2の寺戸「K-1のベルトが欲しい」
11月5日(日)東京・後楽園ホールで開催された『Krush.82』の一夜明け会見が、6日(月)都内にて行われた。
大激闘の末に久保賢司(K-1ジム五反田チームキングス)の挑戦を退け、Krush-55kgタイトル2度目の防衛に成功した王者・寺戸伸近(Booch Beat)が会見に出席。昨夜の試合を振り返った。
「久保選手がパンチで来るという部分は技術・戦術的には想定内でした。試合中は俺にどうしても勝ちたいという気持ちを感じました。(ローで蹴り合う場面もあったが)あれは自分のペースだったと思います。ああなると相手が焦るので、自分の展開だったと思います。
ただ3Rにアッパーかフックかいいパンチをもらっちゃって、そこからどんどんもらって、自分でも『これはやばい。このままパンチをもらい続けたら倒れる』という気持ちがありました。その中であれだけの大声援があって、あの声が僕の背中を押してくれて何とか踏ん張れました」と、厳しい戦いであったことを話す寺戸。
試合前には久保から「寺戸伸近をここで終わりにしたい」「次こそは2度と立ち上がれないよう完全に破壊してやろうと思っています」といった挑発をされたが、「試合を盛り上げる意味では貢献してくれたと思うし、彼がいなかったらあれだけの大声援も起きなかったと思います。彼がいたからこそああいう試合が出来て、僕はスポーツマンとして相手に敬意を表しますし、彼と試合が出来たことも嬉しく思います」とノーサイド。
今後については「K-1の王座決定トーナメントには2回出ていますけど、どちらも途中で負けています。やるからにはK-1のベルトが欲しい」とK-1王座を目指すとし、同席した宮田充K-1プロデューサーは「第2代K-1スーパー・バンタム王座決定トーナメントで準優勝の久保くんと3位の寺戸くんの一騎打ちだったので、当然そこ(ベルト)につながると思います。しかもただの試合ではなく、あれだけお客さんを熱狂させて勝った寺戸くんの主張なので、そこに進んでいくのが自然の流れかなと思います」と、王座挑戦(王者は武居由樹)に前向きな言葉を残した。
また、試合後に引退を表明した久保について、宮田プロデューサーは「プロモーターとしては久保くんが落ち着いたところで話をしたいです。試合を終えてのコメントはありましたけど、彼はまだ28歳です。ジムの代表という立場もあるでしょうし、(選手として)ピリオドを打ちたいのか。そうなったら本人が報告するなり、我々から正式に発表したいと思います。とにかく今は本人と話してみたいと思います」と語った。
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