【レベルス】“千の職質を受けた男”良太郎の覚悟
11月24日(金)東京・後楽園ホールにて開催される『REBELS.53』で、ピラオ・サンタナ(オランダ・メジロジム)とREBELS-MUAYTHAI ライト級王座決定トーナメント決勝戦を争う良太郎(池袋BLUE DOG GYM)が8日(水)都内で合同公開練習を行った。
同大会に出場する梅野源治、スアレック、潘隆成(ぱん・りゅんそん)とそれぞれマススパーリングを行い、普段試合で見せるイケイケファイトとは違いテクニックを披露。
国内の頂点にいる梅野からは「前まではミドルをカットしない、スウェー(のけ反るように上体を後ろに倒して相手の攻撃をかわす防御技)もしない、ディフェンスが上手くない選手が多くいたが、2人(良太郎、潘)はディフェンス能力が高い。競技としてムエタイのレベルが上がっているとやってみて肌で感じた」との高い評価も出た。
良太郎は「梅野選手が素晴らしいことを言ってくれたんですが、試合になるとディフェンスを一切しなくなってしまう」と苦笑。また、「サンタナともやっているスアレックがサンタナのようにブンブンと(パンチを)振って来てくれた」と、いい練習が出来たようだ。
「ずっとレベルスのベルトを目指してやってきました。周りからはバチバチの試合を望まれているのは分かりますが、僕はベルトのために冷静に戦いたい。でも、一発もらってバチバチの試合になっても気持ちの試合を見せられると思います。24日は梅野選手や潘選手のトップのテクニックが見られる試合があれば、スアレックと鈴木選手のテクニックと気持ちのぶつかり合いの試合もある。僕はその中で自分の意地を通すだけです」と、試合展開がどうなろうとチャンピオンベルトは必ず獲ると意気込む。
また、良太郎は街を歩けば高確率で職務質問をされるという逸話を持つ“千の職質を受けた男”としても知られるが、「先日、信号待ちをしていたら後ろから肩を叩かれて“またか”と思ったら津橋選手でした」と、6月大会で倒し倒されの激闘を演じた津橋とバッタリ会ったという。「ニコニコしながらサンタナ対策(津橋は9月にサンタナにKO負け)を教えてくれると言うから聞いたら、『パンチがめっちゃ強い』と。誰でも知ってるよ!って」ということがあった。
しかし、「勝敗は関係なくここまで乗り越えてきた彼らの想いも背負って、日本代表としてサンタナと戦います」と、トーナメントで敗れた選手たちの分まで戦うとの覚悟を語った。
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