【パンクラス】初来日リケイホは未知の格闘技カナリア相撲の王者
11月12日(日)東京・ディファ有明で開催の『PANCRASE 291』に参戦する外国人選手が、9日(木)都内で公開練習を行った。
初代ZSTウェルター級王者・内村洋次郎(イングラム)と対戦するダニエル・リケイホ(スペイン)は昨年9月、パンクラスへの出場権を懸けたロード・トゥ・パンクラスの大会を制し、スペイン王者として初参戦を果たす。柔術は黒帯。
通算戦績は11勝5敗(KO・TKO勝ち4回、一本勝ち5回)。2013年に『マッドネス』、2014年に『アルティメット・コンバット』、2016年に『AFL』といったローカルプロモーションの王者となり、9月にはドイツの『Superior FC』という大会のメインイベントでフェザー級王座を争っている(試合はKO負け)。
所属するグラン・カナリア島のタズ・ヒナマージムには24人の柔術黒帯とMMA(総合格闘技)やK-1のプロ選手がおり、「彼らと共にトレーニングキャンプを終え、試合の全局面で対応できるように準備してきた」という。「細かい技術も再確認し、練習で疲労困憊したが試合には影響はない」とかなりハードな練習を積んできたようだ。
「偉大なMMAイベント『パンクラス』に出場するという長年の夢がついに実現する」と参戦を喜び、「今回は勝つために日本へ来た」と必勝を誓う。対戦する内村については「危険なストライカーでとても強い相手だ。タフな試合になると思う」と評しながらも、「全ての局面でレベルの違いを見せて私が勝利する。フルラウンドの判定決着にはならない。私がフィニッシュしての勝利だ」と自信満々。
リケイホはMMAを始める前には「ルチャ・カナリア(カナリア相撲またはカナリア・レスリング)」というカナリア諸島に古来より伝わる格闘技をやっていたという。ルチャ・カナリアは丸い土俵の中で行われ、一方の足の裏以外が地面に着いたら負けという日本の相撲と同じルールだが、張り手や突っ張りは禁止、両者が組み合った状態で試合が始まる。
「カナリア・レスリングは私にとって人生の一部だ。15年間練習してきた。カナリア諸島ではポピュラーなスポーツで、たくさんのチームがある。私はそのトップレベルの選手であり、トーナメントで優勝してチャンピオンになったこともある」とリケイホ。具体的には明かさなかったが、「MMAをやるベースとして非常に役立っている」と話した。
●編集部オススメ
・2013年にパンクラス・フェザー級の絶対王者と引き分けた内村
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