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【UFC】巻き返しを狙う元王者ペティス出陣、ブラウンは引退試合

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2017/11/11(土)UP

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昨年12月、マックス・ホロウェイ(左)とUFCフェザー級暫定王座を争ったペティス(右)

 11月11日(土・現地時間、日本時間12日・日曜日)にアメリカ・バージニア州ノーフォークにあるTEDコンスタント・コンボケーション・センターにて『UFCファイトナイト・ノーフォーク』が開催される。

 今大会のメインイベントはダスティン・ポワリエ(アメリカ/21勝5敗)vsアンソニー・ペティス(アメリカ/20勝6敗)のライト級マッチ。

 現在、ライト級8位のポワリエは前戦で前ライト級王者エディ・アルバレスを大いに苦しめながらも、頭部に対するヒザ蹴りの反則があったため、無念のノーコンテスト。一方、一度はライト級の頂点に立ったこともあるペティスは現在13位と後退しているが、前回の試合ではジム・ミラーを相手に得意のボディへのキックを軸として白星を勝ち取っている。アグレッシブなファイターと言われるポワリエと、“ショータイム”ことペティスの一戦は今後のライト級戦線を占う上でも注目される。

 また、セミで歴戦の猛者ディエゴ・サンチェス(アメリカ/29勝10敗)と対戦するウェルター級ベテランファイターのマット・ブラウン(アメリカ/22勝16敗)は、今回のサンチェス戦がUFCでの最後の試合になると明かしている。

 ブラウンはドナルド・セラーニにハイキックでKO負けを喫した『UFC 206』(2016年12月)を振り返り、「セラーニ戦の前、ロッカールームに座ってオレは、ああ、試合をしたくないなあ、と思っていたんだ。このままフラッと外に出て、タクシーを捕まえてホテルに戻り、そのまま姿を消してしまおうかと思ったほどだった。怖かったわけでも、緊張していたわけでもない。ただ、とにかくテンションが上がらなかった。ある意味、疲れていたし、退屈していた。自分でも、格闘技を本当にやりたくてやっているのか、分からなくなったんだ」とコメント。

 さらに、「オレは職人になりたいわけでもないし、2番になりたいわけでもない。チャンピオンになるためにやっているんだ。オレは自分に問いかけてみた。自分はもう、ピークを越えたのか? これ以上はもう無理なのか? ランキングは5位までいった。あと1R頑張れれば、ロビー・ローラーを倒してタイトル挑戦権を得るところまでいったこともある。ところが今は、あの頃のハングリーさはなくしてしまった。ピークを越えたなら、もう身を引く時期だ」と語った。

“ジ・イモータル(不死身)”の愛称で知られるブラウンは引退を表明した理由について、今回の試合がどんな試合になろうと決意が揺るがないよう事前に発表することにしたのだと説明しており、現役を退いた後は総合格闘技のコーチ業に専念すると見られている。

<主な対戦カード>

▼メインイベント ライト級マッチ 5分5R
ダスティン・ポワリエ(アメリカ/UFCライト級8位)
vs
アンソニー・ペティス(アメリカ/UFCライト級13位)

▼ウェルター級マッチ 5分3R
マット・ブラウン(アメリカ)
vs
ディエゴ・サンチェス(アメリカ)

▼ヘビー級マッチ 5分3R
ジュニオール・アルビニ(ブラジル)
vs
アンドレイ・アルロフスキー(ベラルーシ)

▼ミドル級マッチ 5分3R
ネイサン・マーコート(アメリカ)
vs
セザール・フェレイラ(ブラジル)

▼バンタム級マッチ 5分3R
ハファエル・アスンソン(ブラジル)
vs
マシュー・ロペス(アメリカ)

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