【シュートボクシング】王座決定トーナメント出場4選手、勝つのは俺

2017/11/22（水）UP
（最終更新：2017/11/22 00:56）

　関西キック界のハードパンチャー憂也は、「今回SB初参戦ですが、このような大きな大会に選んでいただきありがとうございます。海人選手とは大阪で何度も練習していて、いつかSBのチャンピオンになって欲しいと思っていたんですが、まさか僕がそれを邪魔するとは思っていませんでした。でも決まったからには全力でやることはいつもと同じ。1回戦から全力で倒しに行きたい」と、皮肉な運命のめぐり合わせを口にした。

　そして、一緒に練習していた仲だが「今日、対戦相手として向き合って、やり合う覚悟が出来た。全力を出せると思います」と非情に徹すると言い放つ。

　SBから唯一の参戦となり、王座を死守したいSB日本ライト級1位・海人（TEAM F.O.D）は「明日は自分のためのトーナメントやと思っていますし、一番欲しいベルトはこれじゃないので、とりあえずトーナメントに勝ってベルトを獲りたいと思います」と、優勝してまずは日本スーパーライト級王座を手にしたいという。

　その先に見据えるのは「この階級の世界のベルトはもちろんですし、S-cup（SB世界トーナメント）もあるのでそのベルトも獲りたいと思っています。とりあえず日本のベルトを獲ってからじゃないとそこを目指せないので、まず日本タイトルを獲ることを目指したい」と、世界への通行手形として日本タイトルが欲しいとした。

　1回戦で対戦する憂也については、「大阪でデビューした当初からお世話になっていて正直やりにくいのはありますが、僕が出るトーナメントに出て来るということは僕にもSBにもケンカを売ってると受け取ったので正々堂々と倒しに行く」と、海人も非常に徹して倒すと語った。

　また、2連続ヒジ打ちでのTKO勝ちで勢いに乗っている海人について、他団体の3選手は次のように評した。

健太「ここ最近2試合、ヒジで勝った試合を見ているのでヒジが上手いなって思います。戦い方が綺麗な選手。投げとか絞めは見たことがないので、シュートボクサーという意識はないです。いいヒジだとは思いました」

高橋「一度戦ったことがあるが上手い（海人が判定勝ち）。綺麗な戦いをすると思う。でも決勝はどっちが上がって来るか分からないので健太戦に集中したい」

憂也「勢いに乗っていてパンチもキックも何でも出来る選手。その上で一番注目されていると思うので、1回戦で僕が喰ってそのまま優勝してやると思っています」

「65kgの日本トップ4人を集めてのトーナメントです。誰が優勝してもおかしくない」とシーザー武志SB協会会長が評した今回のワンデートーナメント。頂点に立つのは誰か。

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