【K-1】初代ヘビー級王者プラチバットが居酒屋で祝勝会、餃子とカレーライスに感激
11月23日(木・祝)さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナにて開催された『K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~初代ヘビー級王座決定トーナメント~』の一夜明け会見が、24日(金)都内にて行われた。
会見には「K-1 WORLD GP初代ヘビー級王座決定トーナメント」を3勝2KOで勝ち抜いて初代王座に就いたアントニオ・プラチバット(23=クロアチア)が出席。昨夜の試合を振り返った。
「今日の朝、起きた時はきっと全部夢だったと思ったが、まだ東京にいると思ってほっぺをつねりました。K-1までの道は山あり谷ありで長かった。やっと夢がかなえられたので胸がいっぱいです。嬉しいです」と、まだ信じられないとプラチバット。
顔の傷や腫れが昨夜の激闘を物語っていたが「見た目がひどいのは分かっているが、本当は男前なんです(笑)。ヒザや足は蹴ったり蹴られたりで痛い。足の裏が何よりも痛い。でも、1週間も経てば元通りになる。健康です」と、ジョークも交える余裕ぶり。
試合後にはホテルへ戻ってシャワーを浴びると、「日本を体験したい。どこかへ連れて行って」と3試合も戦った後に関わらず、スタッフに頼んで近所に出かけたが、連れて来られたのはなんと居酒屋。
「普通のザ・昭和という感じの居酒屋へ行って日本の料理を食べ、日本酒がどんな味か知りたかったので少しだけ飲んだ。最初に口にしたのは餃子。絶対においしいと聞いていたからね。食べたら本当においしかったのでおかわりしました。それとカレーライスもいい味で、また日本へ来たら必ず食べようと思いました。あとしゃぶしゃぶも食べます。楽しかったです。歌も歌ってノリノリでした。それが夜中の2時~3時くらいまでで、あとはホテルへ戻った」と、すっかり日本が気に入ったようだ。
「こんなに素晴らしいオーディエンスは見たことがないよ。温かいおもてなしを日本へ初めて来て経験しました。道でも会場でも私の名前を呼んで応援してくれて、笑顔でお迎えしてくれることに感動しました。こんなことは日本でしかないと思います」
母国クロアチアでも優勝はすでにニュースとなっており、朝に携帯電話の電源を入れると「あまりにもメッセージの量が多くてスマホがフリーズしてしまったよ。だからスマホが使えない状態なので、帰国したら家族には報告します」と反響が大きかった。
昨晩は「このベルトからなかなか離れられず、ずっと抱いていました」と言うが、「僕はK-1王者と言ってもまだキャリアが浅い。まだ14回しか戦ってないからね。完璧なチャンピオンとしてはまだ完成されていない。これからです。少しずつ成長していかないといけないと思っているよ。楽しい試合、記憶に残る試合、アントニオ・プラチバットの試合を見に来るお客さんが楽しい、忘れられないショーになるような試合をしていきたい。それくらい素晴らしいものを見せたいと思います」と、今の自分に満足していない向上心を見せる。
そして、「今までの偉大なるK-1ヘビー級のチャンピオンたち、先輩たちを見て自分も素晴らしいチャンピオンに育っていきたい」と話した。
また、プラチバットを推薦して今回のトーナメントに送り込んだブランコ・シカティック(1993年の第1回K-1ヘビー級トーナメント優勝者)は、「私の人生の中でもハードな一日でした。自分がK-1のベルトを獲った時でもこのような緊張感はなかったよ。アントニオではなく自分が戦っているような緊張を感じた。彼のコーチ2人は元々、私のジムにいて私が教えた。K-1から誰かいないかと言われた時はたくさんの選手が手を上げたが、大したのはいなかった。
その時にたまたまアントニオを見つけて、やってみようと軽い気持ちで育てたんだが、彼は思った以上に成長が早く、純粋な心を持っている選手だった。それで試合に出られる準備を始めたんだ。今回、私は祈りながら見ていたよ。優勝した時には涙がたくさん出て、自分がベルトを獲った時と同じくらい感動しました。私は昨日という日を決して忘れません」と語った。
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