【NJKF】宮越慶二郎、ムエタイに”忍者ステップで勝つ”
11月26日(日)東京・後楽園ホールにて開催される『NJKF 2017 4th』のダブルメインイベント第2試合で、WBCムエタイ・インターナショナル・ライト級王者・宮越慶二郎(拳粋会)vs7チャンネルTVスーパーフェザー級王者テーパブット・シッオブン(タイ)が行われる。決戦を直前に控えた両者のコメントが主催者を通じて届いた。
宮越は9月にシュートボクシングへ参戦するも海人にヒジで切られTKO負けを喫したが、間を置かず再起の一戦に臨む。「切られた以外大きな怪我はなかったし、今週も“やっと1週間が終わった”という感じで結構ガッツリ追い込んでいて、調子は良いです。(短いスパンでの試合だが?)間を空けてより怖さが増しちゃうのが嫌で、“自分はこんなもんじゃない”っていうのを確かめたくて早く試合を入れたんです」と、海人戦の敗北を払拭するためにも勝利を欲している。
今回の対戦相手であるテーパブットについては「(NJKF9月大会の)健太さんとの試合を見て、そんなに倒しに来るような選手ではないと思ったんですけど、蹴りのタイミングとかムエタイの技術はスゴいものがある。健太さんに聞いてもやっぱりそういうタイミングが凄く上手くて、前に行っても前蹴りとかミドルで止められちゃうよみたいなことを言っていました。
だから、僕はうまく頭とステップを使ってムエタイには無いような動きを取り入れます。ビックリさせたり意表を突くような攻撃をして相手のリズムを崩す感じでやろうと思ってます。“宮越慶二郎はもっと強いんだぞ”というところを見せたいです」と話し、宮越特有の”忍者ステップ”でムエタイの技術に対抗するという。
そもそも、忍者ステップワークは対ムエタイ用に開発し磨きを掛けてきたものだ。「(ずっと磨き続けてきたので)楽しみでもあります。ステップは最近またちょっとパワーアップさせました。スローボールを入れることでトップスピードが活きる。野球じゃないですけどそうやって遅い動きを取り入れて相手の目を慣れさせないということもありますし、緩急をつける意識をしています。ステップに関してはお客さんも納得できる、面白いものが見せられるんじゃないかなと思います」と観客を魅了する事も考えている。
最後に「今回は試練の戦いで崖っぷちです。内容より結果が求められる戦いかと思うんですけど、僕はやっぱりお客さんが喜ぶような試合をしたいので結局は行っちゃいます(笑)。今回は今年最後で、大会のメインでもあるしビシっと決めたいです」と決意表明した。
一方、テーパブットも「日本人と試合をするのは健太選手が初めてでした。やはりタイの選手とはいろいろ違うのでよい経験になりました。判定はよく分かりませんが、負けたことは悔しいです。なのでもっと強くなるために頑張ります。
宮越選手の試合映像は見ましたし、たくさんトレーニングをして勝つための準備はできています。日本のファンに素晴らしいムエタイを見て頂きたいです」と、健太戦での判定負けの悔しさをバネにして勝つ、とコメントを残した。
宮越はここで勝ち、海人戦の負けを払拭して年を越せるか。それともテーパブットが、2度目の参戦でムエタイの実力を見せ付けるのか。日本vsタイのサバイバルマッチとなった。
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