【UFC】サンピエールの次戦は「マクレガーかメイウェザー」とコーチが示唆
長年にわたりUFCウェルター級で“絶対王者”として君臨したGSPことジョルジュ・サンピエール(36=カナダ)は、2013年から心身の疲れを訴えて”無期限休養”に入っていたが、この11月に4年ぶりに復帰してミドル級王者マイケル・ビスピンに一本勝ちして王座を奪い、2階級制覇を成し遂げた。
ミドル級王座奪取後は、潰瘍性腸炎を理由に王座を返上したが、今後について、彼のヘッドコーチでトライスタージムの代表であるフィラス・ザハビは先週末、現地メディアのインタビューに応え、「次はメガファイトだ!」と語った。
「ジョルジュはまもなく回復してジムに戻ってくるだろう。そして次の試合はメガファイトになるだろう!」とザハビは言う。「誰との試合を見たい? マクレガーか? メイウェザーか? マクレガーならメガファイトになるね! まちがいなくジョルジュはビッグでエキサイティングな試合をするために戻ってくるだろう」と、UFCフェザー級とライト級の二階級を制覇したコナー・マクレガー(29=アイルランド)もしくはボクシングで5階級制覇し、今年8月にマクレガーを10R TKOしたフロイド・メイウェザー(40=アメリカ)とのメガマッチ構想をぶち上げた。
そして「ジョルジュは総合格闘技をビッグなイベントに成長させた功労者だ。彼のことにケチをつける人もいるが、ケチをつけるなら、その前にジョルジュがやったのと同じことをやってから言うべきだ。彼は強豪相手に何度も何度も王座を防衛してきたんだ。こんなことをできる人はいない」
実際GSPは、UFCウェルター級王座に2度就き、同王座を9連続防衛し、今回のミドル級を含めてUFCタイトル戦での勝ち星は13と、史上最多記録だ。
さすがにメイウェザー戦の実現は簡単ではないだろうが、マクレガーはGSPが休養しウェルター級王座を返上した後ではあるが、「フェザー級とライト級王座の次はウェルター級王座を獲って3階級制覇する!」と豪語していた。そして2016年にはネイト・ディアスと2度にわたってウェルター級で試合をしている。
また、GSP本人も今年11月のビスピン戦が決まる前、マクレガーとの対戦を希望していた理由から、GSPvsマクレガーが、ウェルター級マッチとしてUFCで実現する可能性は十分ある。
そうなれば、間違いなく世界中の注目を集めるメガファイトになるはずだ。今後の動向が注目される。(稲垣収)
Photos by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images
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