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【K-1】因縁の再戦も、王者・中澤を哀れむ左右田

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2018/01/17(水)UP

約1年半ぶりのK-1参戦だが「会場がどこであっても、戦う場所がどこであっても、やることは変わらない」と飄々とした左右田

 3月21日(水・祝)さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナで開催される『K-1 WORLD GP 2018 JAPAN ~K’FESTA.1~』のスーパーファイトで、Krush -65kg王者・中澤純(28=TEAM Aimhigh)と対戦する左右田泰臣(29=K-1ジム・シルバーウルフ)のコメントが主催者を通じて届いた。

 中澤とは昨年8月にKrushのタイトルマッチで敗れて以来、約7カ月という短いスパンでの再戦となるが「去年、僕はKrushでしっかり仕事をしましたし、Krush-65kgの主役は誰でしたか? 間違いなく俺でしょう」と、負けても中澤よりインパクトを残したと主張する。
「その中で強・い・て言うなら、8月に起こってしまったミラクルをここでペイバックするだけですね」とリベンジを淡々とした様子で語った。

 12月の対戦カード発表会見では、左右田の淡々とした挑発に中澤が「だからチャンピオンになれねえんだよ」と激昂する場面もあったが「確かに僕もチャンピオンやベルトにこだわっていたこともありますよ。現にK-1チャンピオンになることが僕の目標ですからね。ただなんのためにチャンピオンになって、なんのためにベルトを巻くのか? 大事なのはそこでしょう」とマイペースさを崩さない。

「僕にとってベルトはなりたい自分になるために必要なもので、ベルトを獲ってどう生きていくかの方が大事ですから」と飄々と語る。

「K-1・Krush以外の会場でセコンドに就いた時に『Krushのチャンピオンだ』と言われることもある。ベルトを持っていなくても、僕のことをそう思ってくれるファンの人がいるんです。その時点で僕の存在がKrushのベルト、少なくとも今Krushのベルトを巻いている人間を超えてしまったわけですよ。だからもう僕はKrushのベルトに未練はないし、中澤選手との再戦ですがベルトを賭けろというつもりもないですね」と、Krushのベルトに執着はないと表明した。

昨年8月のKrushタイトル戦では、中澤(右)と延長1-2の大激闘を演じた左右田(左)

 一本気な中澤とは性格や考え方が合わないようにも思えるが「中澤選手は『俺が勝った方が面白い』や『誰よりも盛り上げる』という言葉を使っていますが、そもそも“面白いこと”や“盛り上がること”は僕らが決めるものですか?」と問いかける。

「違うでしょう。それに彼はKrushチャンピオンになってちやほやされたいのかもしれませんが、その時点で自分とは違うなって思いますね。彼の言動を見ていると切なくなります」と、負けた相手に哀れみまで感じるという余裕を見せる。

「前回の試合は、周りの人たちも僕が勝つだろうと予想していた状況の中で、それに影響され過ぎてしまったところはあります。それで早く倒さなきゃいけないと焦ってしまったので、今回は焦らず勝ちに行きます。中澤選手と『K’FESTA.1』で再戦するのは運命…でもなんでもなくて、ただの試合ですよ」と、マスクマンのキャラにふさわしく最後までポーカーフェイスな態度を崩さなかった。

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