【ボクシング】IBF王者・尾川堅一が薬物陽性に「意図的に摂取した事実ない」
昨年12月9日、米ラスベガスでプロボクシングIBF世界スーパーフェザー級タイトルマッチに勝利し、新王者となった尾川堅一(29=帝拳)。米国で日本人選手が世界王座を獲得したのは36年ぶりの快挙だった。しかし、その尾川に試合前(12月5日)のドーピング検査に陽性反応を示したことを19日、所属する帝拳ジムが発表した。
発表によると尾川はラスベガスに到着後、WADA(世界反ドーピング機関)による尿検査を12月5日の8時ごろと12月9日の試合後に受け、試合後のサンプルは陰性だったが、試合前の5日のサンプルは陽性を示したと試合を管理するネバダ州アスレチックコミッションから報告を受けたという。また同コミッションは今後一ヶ月以内にミーティングを開き、原因究明をするとのこと。
ESPNなどの海外メディアは、陽性反応を示した禁止薬物は筋肉増強にも使われるテストステロンの一種であると報じている。
これにより尾川のIBF世界王座剥奪などの可能性が出て来たが、尾川は同ジムを通じて「このたびはお騒がせすることになってしまい、誠に申し訳ありません。陽性反応が出た事実は認めなければなりませんが、禁止薬物を意図的に摂取した事実は絶対にありません。今後は原因究明のために全面的に協力していきます」と説明。
同じく帝拳ジムの本田会長は「一ヶ月以内に出ますネバダコミッションの調査は良い結果が出ると確信を持っていますが、今後は二度とこのようなことがないよう選手、ジム関係者一同、最新の注意を払う所存でございます」とコメントしている。
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