【K-1】MVP王者・武居に挑戦者の久保「血の海地獄見せる」
3月21日(水・祝)さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナで開催される新生K-1最大のビッグイベント『K-1 WORLD GP 2018 JAPAN~K’FESTA.1~』の記者会見が、1月21日(日)都内で行われた。
1月14日に行われたK-1 JAPANグループ初の年間表彰式「K-1 AWARDS(アウォーズ)2017」でMVPを受賞したK-1WORLD GPスーパー・バンタム級王者・武居由樹(POWER OF DREAM)への挑戦者が決定。
武居に挑戦するのは久保賢司(K-1ジム五反田チームキングス)。昨年4月の第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント決勝戦を武居と戦った男であり、K-1初代ウェルター級王者・久保優太の実弟でもある。10月には寺戸伸近の持つKrush-55kg級王座に挑み、フルラウンドの激闘を繰り広げた。
K-1の宮田充プロデューサーによれば、当初、武居への挑戦は寺戸にオファーしたが、寺戸から「3月21日の大会では王座挑戦のためのコンディション作りが間に合わない」と辞退され、代わりに久保が挑戦者に決定したという。しかし久保も、4月のトーナメント決勝では武居とフルラウンド戦い、同トーナメント準決勝では寺戸にKO勝ちしている。挑戦者の資格は十分と言えるだろう。
久保は「いろいろな経緯があったけど、こうしてまた“殺し合い”をしにリングに戻ってきました。武居君には去年、死ぬほど恥をかかされたんで鬱憤(うっぷん)がたまってる。3月21日はさいたまのリングを血の海にする」と不気味な復讐宣言。
これに対し王者・武居は「タイトル挑戦にふさわしい相手は寺戸選手と久保選手だけだと思っていました。久保選手との試合を組んでくれて感謝しています。トーナメントと違って無傷で試合できるので、いい試合になるのは間違いありません」と、まっさらな状態で強豪・久保と戦える喜びを表した。
続けて「去年の試合の内、僕が唯一倒せなかったのは久保選手。しかも彼はトーナメント準決勝までの試合でボロボロになるダメージを負ってたのに倒せなかった。だから今回はしっかり倒します」とKO防衛宣言。
これに対し、久保の恨み節は止まらない。「武居君の試合映像を見てたら、『こいつ、殺してやる』って思った。K-1の年間最高選手賞を受けた選手を自分の手でブッ壊して、明るい未来を潰してやる。こんなに面白いことはない」と毒舌ぶりを発揮。「そのために肉体的にも精神的にも完璧に仕上がっている」と、コンディションも万全だと強調。
そして「昨年のトーナメントを振り返って自分の中に残ってるいのは『このクソガキに屈辱を味わわされた』という思いだけ。絶対、地獄を見せてやる。“K-1の宝物”のような選手を破壊する」と憎悪を爆発させた。
しかし武居はあくまで冷静で「“K-1の宝物”と言っていただいて、凄く光栄です」と逆に久保に感謝を表す。
久保は「無傷で試合できるワンマッチなら、俺の方が絶対に上。そういう自信があるから今回のオファーを受けた。武居君はユルいこと言ってるんで、必ず地獄を見せます」と必勝宣言した。
しかし武居は毒舌も全く意に介さず、「さいたまの大舞台のリングで、チャンピオンとして一番いい試合を見せたいです。2018年も、もう一度MVPを獲れるような試合を見せます」と2年連続MVP獲得の野望もブチ上げた。
怨念の塊の久保と、冷静に闘志を燃やすMVP王者・武居。間違いなく大激戦になりそうだ。
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