【Krush】ピケオーの引退勧告に40歳・山内「おっちゃん頑張ります」
1月27日(土)東京・後楽園ホールにて開催される『Krush.84』の前日計量&記者会見が、26日(金)都内にて行われた。メインイベントのKrush-70kgタイトルマッチで対戦する、王者ジョーダン・ピケオー(27=オランダ)は69.9kg、挑戦者・山内佑太郎(40=HALEO TOP TEAM)は69.8kgでそれぞれ計量をクリアー。
計量後の記者会見では、山内が「明日は凄く強いチャンピオンに山内佑太郎の経験、技術、今まで培ってきたものがどこまで通用するか。全てを使って試せたらいいと思います。そして試合後、仲間と笑って会えたらいいなと思います」とコメント。
ピケオーは「明日の試合へ向けて準備は出来ている。ハードな練習はしてきたが、今回の試合はスパーリングのような試合になると思う。山内はいい選手だが、若い選手とやるには年をとりすぎていると思う」と、前日に行われた公開練習での発言同様、この試合がイージーファイトだと発言した。
しかし、この言葉を受けて山内は「おっしゃる通り。それは事実なので僕がどうこう言い返すことはない。若い王者に年をとった僕が挑戦する、そこでどれだけ出来るかということで、王者を尊敬する気持ちは変わらない。怒りは全くないですね。むしろ挑戦を受けてくれてありがとう、おっちゃん頑張ります」と、何を言われても気にならないと笑った。
前日に40歳の誕生日を迎え、「お祝いは朝から身体のケアをしてきました。マッサージで身体にご褒美をあげました」と言い、「最高の40歳なので、頭の中はポジティブな考えでやっていきたい。ベルトを獲ってからワイワイ騒ぎたい」と、チャンピオンとして誕生日パーティーを迎えたいという。
するとピケオーは「まずはお誕生日おめでとう。40歳になってリングに立ち続けるのは凄いことだと思う。俺からの誕生日プレゼントは明日、コンビネーションの全てをプレゼントするよ」とパンチ&キックを贈るという。
「相手がどれだけキャリアを積んでいても気にならない。俺は自分のジムで世界でもベストな練習を積んでいるからね。その練習と比較したら、キャリアの差は関係ない。日本のレジェンドのような選手と戦えるのは光栄だが、ベルトは絶対に渡さない」と、ベテランとの対決に何も恐れるものはないとした。
さらに山内に向けて「ひとつ聞きたい。俺に負けた場合は今回の試合でキャリアをストップするか。明日は怪我なく試合を終わることは出来ないが、これで引退するか?」と、なんと引退勧告。
それに対して山内は「いろいろな人に言われることですが、常々僕は続けるか引退するかを決めていません。でも35歳を超えてからは、どの試合も覚悟を決めてやっています。今回の試合が終わった瞬間にどう思うか分からないので、全力を出して試合の結果によって決めます」と、生真面目に回答する。
ピケオーはニヤリと笑うと「分かった、ありがとう。明日は必ずエキサイティングな試合を見せる。1Rから3Rまで全てKOを狙うのでぜひ楽しんでくれ」と、ファンにメッセージを送った。
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