【パンクラス】”流浪の格闘家”ヒカルド、アキラを「2Rまでにフィニッシュする」
2月4日(日)東京・スタジオコーストで開催の『PANCRASE 293』に出場する外国人選手が、1日(木)都内にて公開練習を行った。
パンクラス・ライト級1位のアキラ(フリー)と対戦するヒカルド・チルロニ(ブラジル)は、UFCに次ぐアメリカ第2の総合格闘技団体『ベラトール』で活躍した選手で、戦績は20勝6敗。ベラトールでは7戦し、3勝4敗の戦績を残している。
ヒカルドは、青木真也とDREAMで対戦したリッチ・クレメンティに勝利。また、現UFCファイターの廣田瑞人を破ったパット・ヒーリーに2014年に判定で敗れたものの、以降現在まで5連勝と勢いに乗っている。
チルロニは公開練習で、軽快なフットワークでシャドーボクシングを見せ、鋭い右ストレートや左フック、ヒザ蹴りなどのほか、バックスピンキックなどの大技も披露した。
相手のアキラの印象を問われると、「非常にタフで、デンジャラスな選手なので、どんな動きをするか予想できない。特に彼のグラウンド・ゲーム(寝技)、中でもパウンドが特に強い」と、トップランカーのグラウンドでのパンチを警戒していると語った。
どんな試合にしたいかと問われると、「2Rまでにはフィニッシュしたい。KOか、サブミッションでの一本勝ちかは分からないが、判定までは行かせない」と完全勝利宣言。「自分はポイントで勝つのは好きじゃない。2Rまで行かず、1Rでフィニッシュするかもしれない」と豪語する。
ヒカルドは母国ブラジルでの試合や、アメリカでのベラトール出場の他、カナダやアルゼンチン、コスタリカ、プエルトリコと、実にさまざまな国で戦ってきた”格闘ボヘミアン”だ。
「今回、“格闘技のルーツ”である日本で初めて戦えて嬉しい。今まで仲間のセコンドとして来日していたが、日本は街もとても美しく、人々は礼儀正しく、いつもホスピタリティに満ちた態度で歓迎してくれた。今回は、自分の日本デビュー戦だから、素晴らしい日本の人たちに敬意と感謝を示すためにも、ものすごい試合をお見せするよ」と、日本人トップランカーと激闘し完勝することで恩返ししたいと語った。
アキラは“流浪の格闘家”ヒカルドを撃退してタイトル挑戦に名乗りをあげることが出来るのか? それとも、ヒカルドがアキラを踏み台にしてパンクラスでのし上がるのか。
(写真・文:稲垣 收)
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