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【レベルス】ルンピニー王座目前の梅野「本物のKOキング」の攻略図

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2018/02/15(木)UP

昨年11月にルンピニー4位のインディートーンをKOした梅野。日本人初のルンピニー王座へ王手をかける

 2月18日(日)東京・後楽園ホールで開催される『REBELS.54』にて、タイ国ルンピニースタジアム認定ライト級王座決定戦に臨む梅野源治(PHENIX)の試合直前インタビューが主催者を通じて届いた。

 梅野はWBCムエタイ世界王座とラジャダムナンスタジアム認定王座を獲得。ルンピニー王座を奪取すれば日本人初であり、タイ人以外の外国人として史上初の「ムエタイ世界3冠王」という前人未到の記録達成となる。

 対戦相手は「KOキング」クラップダム。タイ国プロムエタイ協会王者にして、この階級屈指の強打を誇る強豪だ。梅野もかねてから「KO率が高く、やりづらい相手」とマークしていたという。
「本物のKOキングです。パンチが本当に強くて、ミドル、ロー、ヒジもすべての技が重くて、全部100の力で打って来るんですよ」と強打を評価する。

 好戦的なタイプのムエタイ戦士とは今までもやってきた。「ポンサネーはがむしゃらに打ってくるのでヒジが合わせやすかった。スアレックは狙って打ってくるので、ミドルキックが合わせやすかった。クラップダムはちょうどその中間ぐらいです。狙っても打つし、数も打ってきて、全部の攻撃が『強』。これほどやりづらい相手もいないです」と、勢いと正確さを合わせ持つと分析する。

「僕がクラップダムの攻撃を一発でもまともに貰ったら、その瞬間に試合は終わります。フックでもアッパーでもストレートでも一発貰うとKOされるでしょうね。ヒジも、チョンと合わせるヒジではなく思い切りドカンと打ち込んでくるので貰ったら終わり。ミドルもローも一発を重く打ってくるので、それ一発でダウンすることはないですけど、蓄積するダメージが大きいので、貰っていると倒されるでしょうね」と、サラリと「KO負け」を口にする梅野。

強打と正確さをあわせもつ「KOキング」にテクニックを駆使し勝負する

 もちろんクラップダムが狙う決定的な一発を喰らうつもりはなく、すでに攻略図も見えている。
「一発貰ったら終わりです。だから、僕はいかに一発貰わず、自分の攻撃を当てるか。その勝負になりますね」冷静に語る。

「クラップダムは攻撃をしながら前に出て、重い一発を打ってくる。僕もファイタータイプなので、下がらずに前に出ます。彼の攻撃をディフェンスしながらパンチ、キック、ヒジ、首相撲で攻めていく。ファイタータイプ同士、必ず激しいぶつかり合いになります。『せーの』で殴り合ったら僕は勝てないので、細かい駆け引きをして、いろんなテクニックを使って戦いますから、観る人はそこに注目してほしいです」とファイター同士の戦いを、テクニックで上回って勝つと宣言。

 ファンに向けてのメッセージとして「歴史が変わる瞬間を見せたいですね。記事で見たとか、YouTubeで見たというよりも、その場にいれば確実に価値のあることなんです。この試合を生で見ないで、他に何を見るんだ、と思います。つまらないわけはないんです。相手が相手なので、確実に凄い試合になるんですよ」と、ぜひ会場で生で観て応援して欲しいと訴える。
 
「僕が一発で倒されるのか、その一発を許さずに日本人で初めてルンピニー王者となる歴史を作ることができるのか。ぜひ歴史の瞬間に立ち会ってください」
 日本人が誰も到達したことの無い、高い山の頂が見えてきた。大勝負のゴングは、2月18日に鳴る。

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