【TFC】格闘技再ブレイクに向け新名所オープン
食事をしながら格闘技を観戦できる渋谷の新名所「Tokyo Fight Club」(TFC、渋谷区宇田川町13-8 ちとせ会館5F)のオープニングイベントが3月2日(金)同所で開催された。
TFCは食事をしながら格闘技を観戦できるファイトクラブ&ショーレストランとしてケージを常設。1日210万人が訪れる渋谷の地で、これまで格闘技に触れたことのない層や、近年増加する外国人観光客といった新たなファンの獲得と格闘技人気の拡大を目指す。
統括プロデューサーとしてTFCに関わる谷川貞治氏はオープニングイベントを終え、「元々サクラエクスチェンジという両替をやっている方々がここのオーナーで、海外からのインバウンドが増えてきている中、外国人が夜遊ぶ場所がないということで、アンケートを取ったら食事をしたりお酒を飲みながら格闘技を観たいという観光客がいっぱいいて、その人たちをターゲットにレストラン&バーを作ろうと。それで私が格闘技のプロデュースを任されたんです」と、設立からこの日までの経緯を説明。
「格闘技とクラブを合わせた新しいものを作っていこうということで、この店をオープンしました。僕らが普段接点のないような渋谷の若い子たち、新しいお客さんが格闘技に目を向けてくれれば新しいマーケットが開けるので、そういう意味で期待しています」
今後TFCでは毎週金曜日と土曜日の20時~22時までの枠でMMAとキックの試合を5~6試合実施。試合出場の参加者も募集している。設置されたケージは「4mちょっと」の大きさということで通常のものより小さくなるが、それにより距離を取った戦いや見合うことが抑制されるため、観客受けする熱い戦いが期待できそうだ。
「各団体さんにお願いしたいのは興行をやってもらってもいいし、トークショーとか公開スパーリング、ここで練習をしてもらっても構いません。それが全然関係ない一般のお客さんのチケット販売に繋がっていけば」
谷川氏が話す通り、この日もゴンナパーが行ったミット打ちの音に驚きと感嘆の声が漏れたり、「こんなに近くで観れるのはスゴい」といった感想が聞かれた。
「僕にとっても実験で、武道の発信という巌流島とは真逆のことをやっています。でも日本のいい文化である格闘技を発信していくということだし、格闘技がもう1回ブレイクするには新しいことをやらないといけない。新しいファンの開拓、モチベーションがあるのはそこです」
TFCが今後どんな展開を見せ、また格闘技の新たな拠点として根付いていくのか注目される。
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