【ボクシング】具志堅会長、比嘉大吾の挑戦者の実力に警戒心「迷ったら、やられちゃう」
4月15日(日)横浜アリーナにて行われるWBC世界フライ級タイトルマッチで、王者・比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツジム)に挑戦する同級2位のクリストファー・ロサレス(23=ニカラグア)が10日(火)都内で公開練習を行ったが、比嘉の師匠である具志堅用高会長も敵情視察に訪れた。
公開練習前にロサレスの質疑応答が行われ、具志堅会長が最初の質問者として指名され、「日本で花粉症はない?」「恋人は何人?」「好きな食べ物は?」とボクシングには関係のない質問の猛連打を繰り出し、ロサレスを苦笑いさせた。
そんな“天然”ぶりを発揮した具志堅会長だが、ロサレスのシャドーボクシングを見ると目つきが険しくなった。
「簡単には倒せないね。チャンピオンになりたいという気持ちをすごく感じる。バランスもいい。ボクシングを知り尽くしてる。いいパンチをもらわないんじゃないかな」と警戒心をあらわにする。
ロサレスが4階級制覇を成し遂げたローマン・ゴンサレスの親戚であり、彼とも40R以上のスパーリングをしてきたということも、不気味である。
比嘉はどう対応すればいいかと問うと、「彼(ロサレス)のボクシングにハマらないようにしないと。離れたらダメ。いつも通りロープに追いつめて攻撃すること。リングの真ん中で戦ったらダメだよ」と、相手にフットワークを使わせず、追い詰めて連打で仕留めるべきだと語った。
「大吾が最高のコンディションでリングに上がれば大丈夫。でも気を抜かないでほしいね。迷ったらやられちゃう。迷わずに攻めていくことだよ」とした。
比嘉は今回KO勝ちすれば16連続KOで日本新記録となるが、記録を樹立したら、ご褒美も考えているという。「たくさんありますよ。いろいろ行きたいところがあるようだから、連れて行くよ」と笑顔を見せた。
”カンムリワシ二世”比嘉大吾は、師匠の不安をふっ飛ばす豪快KOで新記録を樹立できるか?(稲垣 收)
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