【Krush】伊澤波人「アマチュアでも応援する」と言われ再起
4月22日(日)東京・後楽園ホールにて開催の『Krush.87』に出場する、英雄伝説・世界-57kg級王者・伊澤波人(25=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)のコメントが主催者を通じて届いた。
伊澤は25勝(7KO)9敗2分のキャリアを持ち、中国へ遠征してキックボクシング大会『英雄伝説』の王者となり、中国で知名度と人気を誇っている選手。昨年9月にK-1スーパー・バンタム級王者・武居由樹と対戦し敗北、約7カ月ぶりの再起戦となる。
武居に敗れた後、進退を考えていたという伊澤。「負けた直後は悔しかったんですけど、1~2分経ったら涙も出なくてなって、すっきりした気分になったんですよね。『俺、よく頑張ったわ』と思っちゃって、もう戦えないなという気持ちになっていました」
武居戦後は、バックボーンである空手の先生になる準備をしながら「朝まで飲んだり、次の日も連続で飲んだり…いつ寝てるのか分からないぐらい」遊んでいたという。「僕は子供の頃から格闘技をやっていて、ほとんど友達と遊ぶこともなかったんですよね。だから最初のうちはそんな生活がめちゃくちゃ楽しくて最高だなと思っていました」
しかしジムの仲間たちのSNSを見ていると段々と寂しさが出てきたという。「そんな時期に応援してもらっている人から『空手の試合には出ないの? 空手の試合があるなら見に行くから教えてよ』と言われて、それが凄く心に響いたんですよね。空手の試合まで見に来てくれる人がいるんだなって。それだけ応援されているんだったら、またやりたくなってきちゃって」と、アマチュアの試合でも見に行くという応援者の言葉で復帰を決めたと語る。
その後の行動は早く「次の日くらいに(KREST代表・渡辺)雅和さんに連絡しました。今は自分が好きでやってる、自分が格闘技が好きだからやってるという感じで、充実して練習できてますね」という。
対戦相手の神戸翔太(24=NEOKICK)は武尊や小澤海斗とKrush王座を争ったこともある実力者で、2016年11月の初代K-1フェザー級王座決定トーナメントを最後にリングから遠ざかっていたが、約1年5カ月ぶりに復帰する。
神戸の印象を伊澤は「僕はあまり他の人の試合を見ないんですよ。だから強い選手なんだろうなということが頭にあるだけで、そこまで印象という印象はないですね」と言い、「今回は相手が誰であろうが、とりあえず自分の試合をするということが大切だと思っています」と意気込む。
今後の目標は「ベルトをもう一本獲ることですね。ただそれだけの目標のために僕は毎日練習しているので」と、英雄伝説に続く2本目のベルトを狙うこと。
ファンには「今、試合に向けて毎日厳しい練習をしているので、今回は変わった姿を見せられると思います。今まで出せなかった蹴り技もどんどん出していけると思うので、期待していてください」と、再起後の奮闘を誓った。
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