【KNOCK OUT】KOで初陣飾った鈴木真彦、那須川天心との再戦には慎重な構え
4月14日(土)神奈川・カルッツ川崎で開催された『KNOCK OUT SAKURA BURST』は、1742人(主催者発表)の観衆を集め、全7試合中5試合がKO・TKO決着と文字通り“ノックアウト”の連続となった。その一夜明け会見が15日(日)都内にて行われた。
第1試合でMA日本スーパーバンタム級王者・竹内将生(22=エイワスポーツジム)を2R1分14秒、パンチで3度のダウンを奪ってKO勝ちし、大会に火を点けたHOOST CUP日本バンタム級王者・鈴木真彦(21=山口道場)が会見に出席。昨夜の試合を振り返った。
「昨日はKNOCK OUTに初参戦させていただきありがとうございます。第1試合ということで、プロになって第1試合ってなかなかなかったのでめっちゃ緊張していて堅かったんですが、何とかKNOCK OUTの第1試合目をKOで飾ることが出来てよかったです」
小野寺力KNOCK OUTプロデューサーは「KNOCK OUTの第1試合は前座ではなく、メインやセミと同じくらいその日の流れを作る大事な試合」と、鈴木の労をねぎらった。
鈴木は「竹内選手は距離があってやりにくかったんですが、インパクトを残して勝たなあかんと思って強引に行って、それが結果的によかった」と、KOを狙いに行ったのが実際にKO勝ちを呼び込んだという。
次の試合については「普段は57kgくらいしかなくて減量も少ないので、53kgから55kgくらい。強い選手とどんどん当てていただけるならその辺の何kgでもやります」とバンタム級でもスーパーバンタム級でもやるという。
小野寺プロデューサーは「鈴木君はバンタム級も行けるとのことなので、江幡兄弟の睦君がまだ上がっていないですし、福田海斗君もバンタム級に上げて来たので、まだ当たっていない日本のトップ選手と当たるところが見たいですし、そこを勝ち抜ける実力があると思っています」と、今まで実現しなかったカードを実現させたいと話す。
江幡睦は弟の塁と並ぶ新日本キックボクシング協会のエースで、圧倒的な破壊力を誇るパンチ&ローで現在10連勝5連続KO勝ち中。世界最初のキックボクシング世界王座認定団体として誕生したWKBA(世界キックボクシング連盟)の世界バンタム級王者であり、ムエタイ世界最高峰ラジャダムナンスタジアムの王座にも2度挑戦経験がある。
福田海斗は日本ではなくムエタイの本場タイで活躍するファイターで、2015年11月にはラジャダムナンスタジアム認定ライトフライ級王者クワンドム・トーミンブリー(タイ)から勝利を収める快挙を達成し、タイ・ボクシングスポーツ記者会が選出する2015年ムエタイ年間表彰式で最優秀外国人選手賞を受賞。現在ラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級9位にランクインしている。
また、鈴木は2015年8月に那須川天心と対戦。1R1分46秒、KOで敗れているが、現在のところこれが最後の黒星。打倒・那須川も期待されるところだが「やはり那須川選手はいま一番強いと思うので、そこを目指していきたいし、僕は1回前に負けているのでリベンジしたい気持ちはあります。自信は…やるとしたらもっと練習して実力をつけて、その前にトップ選手が55kgにいるのでその選手を全員倒してからにしたいです」と、まずは国内トップを目指すと語った。
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