【ボクシング】具志堅会長が試合後に謝罪「試合期間が短かった」
4月15日(日)横浜アリーナで行われたボクシングWBC世界フライ級タイトルマッチにて、前日計量で900gオーバーで王座剥奪となった比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツジム)がクリストファー・ロサレス(23=ニカラグア)と対し、9R半ばで比嘉陣営が試合を止めTKO負けとなったことについて、比嘉の所属ジムの会長である具志堅用高氏が試合後インタビューに答えた。
具志堅会長は囲み取材に一人で現れ「大吾が答えられる状態じゃないので私が答えます。彼は泣きながら“すいません”と謝ったので“心配するな、よく頑張った”と言いました」とまず、比嘉の試合後の状況を説明した。
9R半ばに試合を止めたことについては「8Rが終わった時に採点を聞いて、ストップをほぼ決めました」とこれ以上戦っても勝ち目の無いと判断したという。このときの途中結果では、3人のジャッジの採点が1人は引き分けだったが、他の2人は75-77、73-79とロサレス側にポイントをつけ差をつけていた。
また、数日前からの会見でフラフラの状態、減量失敗、当日計量をクリアできたが、その後のリカバリーには限界があった様子で「試合前から2R、3Rでも止める想定もありました」と語った。
それでも止めなかったのは「倒しに行こうとしていたから」。ボディを攻め、効かせた場面もあったが、ボディブローと引き換えに比嘉の顔に多くの攻撃をもらい採点に差がついた。比嘉のパンチにはいつもの力がなかった
「責任は私の管理能力にあります。試合期間が短かった」と前回の世界戦からわずか2ヶ月で試合を組んだことを具志堅会長は謝罪した。
今後については「現時点では考えていません」と一言。
JBC(日本ボクシングコミッション)では最近続いている体重超過について歯止めをかけるべく新ルール作りを進めている。比嘉または比嘉陣営には近く何らかの処分が課せられることになりそうだ。
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