【訃報】極真の名伯楽、廣重毅氏が死去=多数の世界王者ら育成
極真空手の歴代世界王者である緑健児、八巻建弐、塚本徳臣をはじめ、全日本3連覇の数見肇など多くの強豪を育てた廣重毅氏が18日早朝に横須賀市内の病院で他界、先月より体調を崩し入院していた。70歳だった。
廣重氏は1947年11月1日福岡県出身。1973年、25歳の時に極真会館入門。大山倍達・極真会館館長の内弟子を3年間全うし卒業。その後、選手として活躍しながら極真会館東京城南支部の支部長の任に着き名を高めた。
選手としては極真会館全日本大会で三瓶啓二、中村誠、二宮城光、東孝ら全日本トップ選手が活躍する中、1977年、29歳の時に全日本選手権に出場し7位。78年では4位。79年5位、同年11月の第2回世界選手権で日本代表に選ばれ活躍。年齢的に遅く空手を始めたハンデを克服すべくパワーに頼らない合理的な空手を身につけた。その経験を指導にも生かし多くの弟子を育てた。
2002年に極真会館を退会。盧山初雄が興した極真館の副館長を経て17年2月より極真拳武會を興し、会長として指導に当たっていた。
【王者となった主な弟子】
緑健児=極真会館 第5回世界優勝:現・新極真会代表
八巻建弐=極真会館 第21、26回全日本優勝、極真会館(松井館長)第6回世界大会優勝:現・八巻道場代表
塚本徳臣=新極真会 第6回、10回全世界大会、全日本大会5度優勝:現・新極真会支部長
数見肇=極真会館(松井館長)全日本大会3連覇、計5度優勝:現・数見道場館長
入来武久=極真会館 第2回全日本中量級優勝:現・新極真会支部長
岩崎達也=極真会館 第7回全日本重量級優勝、極真会館(松井館長)第12回全日本重量級優勝:現・剛毅會空手宗師
高久昌義=極真会館(松井館長)第13回全日本重量級優勝、97年全世界軽重量級優勝:現・錬空武館 高久道場館長)
志田清之=極真会館(松井館長)第15回、16回全日本重量級優勝:現・極真空手師範
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