【RIZIN】那須川天心が海外ジムとペトロシアンに大きな刺激受ける
5月6日(日)マリンメッセ福岡にて開催される『RIZIN.10』で、初代WSOF-GCフライ級王者・中村優作(31=チーム・アルファメール・ジャパン)と対戦するRISEバンタム級王者・那須川天心(19=TARGET/Cygames)が4月23日(月)千葉県内にて公開練習を行った。
那須川は4月13日から21日の8日間、シンガポールにあるアジア最大のメガジム「EVOLVEジム」で特訓。その報告をした。現在インターネットテレビ局ABEMAで放送中のレギュラー番組の撮影で武者修行に行くことになったという。
「観光は全く行ってません。朝起きて走って練習して、休んでまた練習して。ミットはムエタイっぽいミットではなくスピード重視で、日本向けのスタイルでした。ムエタイとMMAをミックスしたようなミットでしたね。めちゃくちゃ刺激になりました。こんないい環境があるのか、と」とEVOLVEでの練習環境にかなり満足した様子。
「ムエタイレジェンドの選手たちがたくさんいました。蹴りが凄く速くて、サムエー(2011年ムエタイMVPで“左ミドルの達人”と呼ばれる)なんか蹴りが見えなくて。収獲がありました。行った初日はボコボコにやられました。顔面にパンチを当てると凄く怒るので、もう当てないようにしようと思いました(笑)。サムエーは見ているだけでも勉強になりましたね。オロノー(元ルンピニー&タイ国プロムエタイ協会スーパーフェザー級王者)とかにもミットをやってもらって、どうすれば蹴りが当たるかとか、いいところと悪いところを教えてもらいました」と、ムエタイの伝説的強豪たちから教えを受けたという。
滞在中には4月20日にフィリピンで開催された『ONE Championship』も観戦。同団体はMMA(総合格闘技)団体だが、今回からキックボクシング部門がスタートし、K-1 WORLD MAX 2009・2010世界王者ジョルジオ・ペトロシアン(32=イタリア)が出場した。
「ペトロシアンはレベルが違いました。相手のタイ人も強いと聞いていたんですが、一人だけレベルが違った。初めて生で見ました。ただ残念なことに、試合が一方的過ぎて盛り上がらなかったですね。タイプは自分と似ていると思いました。当てさせずに当てるところとか。打ち合わないタイプなので勉強になりました」と、ペトロシアンに感銘を受けたようだ。
ブログでは「世界は広い」と世界レベルを痛感していた那須川だが、「でも通用する部分もたくさんあると感じました。もっと通用しないと思っていたので、今までやってきたことは間違いじゃなかったと感じました。技術面で収穫したことをやっていけたらと思いますね」と、自信にもなった。
RIZINでの中村戦をクリアーすれば、次は6月17日(日)千葉・幕張メッセ・イベントホールにて開催される『RISE 125』で、これまでで最強の敵と目されるロッタン・ジットムアンノン(20=タイ)との対戦が控えている。
「ロッタン戦へ向けての収穫もだいぶありましたね。距離の取り方だったり、タイ人と戦う時の距離だったり。(EVOLVEジムのタイ人トレーナーは)みんな普通のタイ人じゃない。いろいろなジムへ行ったけれど、ここまで強い、差があるというのがあったのでいいトレーニングになりました」と、ロッタン戦へ向けても自信を見せた。
また、今回もRIZINでの試合がキックボクシングルールでの試合になったことについて「今はキックボクシングを広めたい。総合格闘技の団体だけれど、キックも面白いって両方のいいところを見せられる団体だと思っています。だからこそ面白くない試合をやったら『もういい』となってしまうので、アグレッシブに攻めたい。MMAをやれって言われますが“待ってて”という感じです」と、MMAの試合はもう少し待って欲しいと語った。
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