【ベラトール】ヒョードルが10カ月ぶり再起戦へ計量パス=ヘビー級トーナメント1回戦
4月28日(土・現地時間)アメリカ・イリノイ州ローズモントのオールステート・アリーナで開催される『Bellator 198』の前日計量が、27日(金・同)に行われた。
今大会ではヘビー級王座決定トーナメント『The Bellator MMA World Grand Prix 2018 Heavyweight Tournament』の1回戦第3試合として、元PRIDEヘビー級王者エメリヤーエンコ・ヒョードル(41=ロシア)vs元UFCヘビー級王者フランク・ミア(38=アメリカ)が行われる。
計量はヒョードルが240ポンド(約108.9kg)、ミアが261.5ポンド(約118.6kg)で、ヘビー級規定(206〜265ポンド=約93.4〜120.2kg)をともに一発でクリアー。両者の体重差は21.5ポンド(約9.7kg)となった。
ミアは秤の上でマッスルポーズをキメながら吠えるような威嚇の表情を作ってみせた。対するヒョードルの表情は変わらず、直後の写真撮影では少し微笑んだ。計量を終えると、両者はしっかりと握手をかわした。
ヒョードルは日本の『PRIDE』でヘビー級の絶対王者として活躍。2015年大みそかの『RIZIN』で約3年半ぶりに現役復帰を果たし、当時のDEEPメガトン級王者シング“心”ジャディブ(30=インド)にTKO勝ちを収めた。
さらに母国ロシアの大会で迎えた復帰2戦目にも勝利し、昨年6月に待望のベラトール初参戦を迎えた。しかし、その初陣は元UFCファイターのマット・ミトリオン(39=アメリカ)に、1R1分14秒で衝撃的なKO負け。今回はベラトールで初勝利を目指し、約10カ月ぶりの再起戦となる。
対するミアは2001年からUFCのトップファイターとして活躍し、2004年6月には同団体のヘビー級王座に就いたベテラン。今回は2016年3月のマーク・ハント(44=ニュージーランド)戦でKO負けを喫して以来、約2年ぶりの試合となる。
また、ミアはハント戦の試合当日に採取されたサンプルから禁止薬物が検出されたため、UFCから2年間の出場停止処分を受けていた。昨年7月には自ら訴えるかたちでUFCをリリース(契約解除)となり、今回は出場禁止処分も明け、新天地での再スタートとなる。
なお、この試合の勝者は、1月20日の1回戦第1試合でクイントン・“ランペイジ”・ジャクソン(39=アメリカ)に勝利したチェール・ソネン(41=アメリカ)と準決勝で対戦する。再起戦を制し、ソネン戦へと辿り着くのは、果たしてヒョードルなのか、ミアなのか。あとは試合開始のゴングを待つのみとなった。
Photo by Bellator MMA
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