【RIZIN】那須川天心、初の父不在にも不安なし「一発も触れさせない」
5月6日(日)マリンメッセ福岡で開催される『RIZIN.10』に出場する選手たちの個別インタビューが、4日(金)福岡県内にて行われた。
第11試合で中村優作(31=チーム・アルファメール・ジャパン)とキックボクシングルールで対戦する那須川天心(TARGET/Cygames)は髪をオレンジと黄色のド派手な色に染め、「テレビ映えする色にしました」と笑う。「地上波のゴールデンタイムで放送されている格闘技は、今の時代ではRIZINさんだけなのでいつも以上に気を引き締めて勝ちに行かないといけないと思います」と、テレビ視聴者も意識しているようだ。
シンガポールにあるアジア最大の格闘技メガジム「EVOLVEジム」での特訓のことを改めて聞かれると「パンチだけでも蹴りだけでも勝てないので、自分はどの技でも倒せるようにしたい。蹴りはムエタイ選手が凄いので、EVOLVEには一流のタイ人ばかりで学ぶことが多かったです。引き出しが増えたし、威力も上がりました。リズム感も変わりました。今回は蹴り技で倒したいと思いますね。でも、どれで倒すと選んでいる時間はないので、その時に出した技で倒せたらベストだと思っています」と、出来れば学んできた蹴りで倒したいと話す。
対戦する中村については「イメージは出来ています。相手は待ってカウンターを狙い、自分の嫌な距離になったら潰してくる。僕の得意なことをやらせないようにしてくるかなって思っています。それに対して今回はいろいろな動きをして、いろいろな技を出す練習をしてきました」と対策はかなり出来ているようで、「今回のテーマは圧倒して勝つこと。一発も触れさせず、打ち合っているように見えて自分だけ当てているのが理想のスタイルなので、それをやり通したいと思っています」と“打たれずに打つ”を実践したいという。
「中村選手は遠い距離で来ると思いますが、あえて近い距離に行こうと思います」と接近戦も予告する。
「前回の試合を超える自信があります。自分には自信しかないです。練習もしていますし、勢いに乗っています。例えば技を出さなくても動いているだけで、見ている人たちに“うおっ!”と思わせられるようになりたい。自分の試合の時って周りが緊張しているというか、ガヤガヤしていないじゃないですか。あれって一瞬の一秒たりとも見逃せないって思って見てくれているからだと思うんですよね」と、前回の試合以上のパフォーマンスを見せたいとする。
中村は「キックボクシングの試合をやるつもりはない」と、あくまでもMMA(総合格闘技)の立ち技で勝負するとコメントしている。それに対して那須川は「中村選手は総合格闘技でやってきたことをMMA代表としてやって来ると思うので、自分はキックボクシング代表なのでその名に恥じないように戦います。異種格闘技戦ですね。やるしかないです」と、キックボクシングの看板を背負って戦うつもりと話した。
また今回、父でありトレーナーでもある那須川弘幸氏が、同じ日に別の選手のセコンドに就くため天心のセコンドには就かない。
「プロになってから父がセコンドに就かないのは初めてですね。アマチュアでは何回かありました。それでも悪い動きをしたことはないですね。逆に動きがいいかも(笑)。それは冗談ですが不思議な感じはあります。父からは行って来いと言われました。昨日の夜に父と最後まで調整して、行けるなって確信しました」と、父が当日セコンドにいなくても問題はないとした。
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