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【ボクシング】村田諒太、ゴロフキンと「いい勝負が出来るんじゃないか」

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2018/05/07(月)UP

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身体全体の動きを確かめながら、ミットにパンチを放つ村田

 WBA世界ミドル級王者・村田諒太(32=帝拳ジム)が、5月7日(月)都内所属ジムにて練習を再開した。

 4月15日に挑戦者エマヌエーレ・ブランダムラ(38=イタリア)にTKO勝利し、初防衛に成功した村田。「実際に休んだのは1週間だけで、それ以降は走ったり、フィジカルトレーニングをしたり、ジムに顔を出したりと本格的にではないですが次に向けて身体は動かしていました」と、次回の防衛戦へ向けて準備は進めていた。

 休みの期間は「妻の手となり足となり使われていました。ちゃんと(家族サービスを)やったから自分的には満足でした」と笑う。充電期間を経て「これ以上の休みは必要ないので、次に向けて行きたい気持ちが強いです」と精神的にもいい状態だという。

 ブランダムラ戦については「もうちょっと序盤から自信を持っていってもいいと思いました。あと試合中に跳ねていたシーンがあったんですが、あれはいらないと思いましたね」と反省点をあげ、「試合後に筋肉痛になった部分があったので、そこの筋肉の強化が必要と思いました。あとトレーニングのせいか姿勢が悪くなっていたのでそこを直します」と改善点もあげる。

 浜田剛史・帝拳プロモーション代表からは「次は秋くらいになると思うので、そこへ向けていろいろな練習を取り入れていこうかと思っています」と、2度目の防衛戦は秋くらいに予定されているとのコメント。

 村田は「9月か10月にアメリカでという報道をネットで見ました(笑)。そうなったらそこでやりたいとの気持ちもありますね。ネームバリューが上がればゴロフキン戦が現実味を帯びてくるので、アピール出来るような試合がしたい」と、世界ミドル級3団体統一王者ゲンナジー・ゴロフキン(36=カザフスタン)戦実現につながるような試合がしたいと希望する。

 昨日行われたゴロフキンのV20戦の感想を求められると「やっぱり強いと思いました。パンチ力が衰えていない。階級一の威力を持っていますね。ただ、ジャブをもらっていたし、ボディが効いていたし、ピークの時とは違うと思いました。反応が落ちていますね」と分析。

 そのうえで「自分ならどう戦うかと考えながら見ていましたね。ゴロフキンが打ちに出てきた時は防御に徹する、カウンターを狙ってはいけない。打ち合ったらあのパンチ力ですから危険です。でも反応が落ちているのでパンチは当たると思います。攻・防をしっかり分けて戦えば、いい勝負が出来るんじゃないかと思います」との発言も飛び出した。

「ここまで来て誰とやるのかと言えば、強い選手とやりたい。ハイリスクノーリターンの選手が多いですが、ハイリスクハイリターンの方が自分のためになるし、ボクシング界のためにもなる。ボブ・アラム(トップランク社=全米屈指の敏腕プロモーター)さんが言っていた東京ドームでの試合が実現できれば、ボクシング界に恩返しが出来るから最高だと思います」と、ボクシング界のためにもゴロフキンとのスーパーファイトを実現させたいと語る。

 そして「そのためにも次は負けられない。次へ向けて一生懸命にやります」と言い残し、試合後初の練習を開始した。

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