【GLORY】ヘビー級の絶対王者リコ、7度目の防衛戦が決定
6月2日(土・現地時間)イギリス・バーミンガムのゲンティン・アリーナにて開催される『GLORY 54』で、GLORYヘビー級王者リコ・ヴァーホーベン(29=オランダ)が、同級7位ムラデン・ブレストバッチ(34=クロアチア)の挑戦を受けて、7度目の王座防衛戦に臨むことが発表された。
当初、両者はヘビー級ワンマッチでの対戦が予定されていたが、GLORYのマーシャル・ゼラズニックCEOは「長らく待ち望まれていたイギリスでの大会開催ということで、我々はバーミンガムのファンのために特別なことをしたかった」という理由から、両者の一戦をタイトルマッチで行うことを決めたという。イギリスでのナンバーシリーズ大会は2013年3月にロンドンで開催された『GLORY 5』以来、約5年ぶりとなる。
リコは2014年6月の『GLORY 17』でダニエル・ギタからヘビー級王座を奪って以降、実に6度の防衛に成功してきた。2015年1月に他団体で迎えた戴冠1戦目(ノンタイトル戦)でまさかの判定負けを喫したものの、その後はワンマッチを含めて9連勝を飾り、3年近く無敗を維持している。
昨年12月の『GLORY 49』では、当時ヘビー級3位の強敵ジャマール・ベン・サディックの挑戦を受け、序盤にぐらつかされるピンチの場面もあったが最終5Rにリコが圧巻のTKO劇で勝利を飾った。
対するブレストバッチは2014年11月にフランスのビッグマッチ『Nuit des Champions(NDC)』でK-1ルールのヘビー級王座、その翌月にはアメリカの『Final Fight Championship(FFC)』でも同級王座を獲得した実績の持ち主。FFCの王座は4度の防衛に成功し、現在も保持している。
リコとは2016年3月の『GLORY 28』で行われたヘビー級タイトルマッチで一度対戦しており、その時はブレストバッチが判定で敗れた(リコは4度目の防衛に成功)。だが、昨年9月の『GLORY 45』では、かつて日本の『K-1』でも活躍したベテランのヘスディ・カラケスをハイキック一閃、1Rわずか36秒でKOしており、好調の勢いのままリベンジ&王座奪取に挑むことになる。
ヘビー級の絶対王者として揺るぎない地位を築いたリコが、返り討ちで7度目の防衛を成功させるか。それとも、ブレストバッチが約2年越しの雪辱を果たし、リコの長期政権に終止符を打つか。注目の再戦となる。
また、今大会ではウェルター級タイトルマッチも行われる。今年2月の『GLORY 50』で初戴冠を果たした王者ハルート・グレゴリアン(29=アルメニア)が、現在6連勝中の同級1位アリム・ナビエフ(23=アゼルバイジャン)を挑戦者に迎え、初防衛戦に臨む。
他にも、元K-1 WORLD GPライト級王者マラット・グレゴリアン(26=アルメニア)の出場も決定している。昨年6月の『GLORY 42』以来の参戦となる同選手は、今年2月に中国のビッグマッチ『Kunlun Fight』で70kg世界トーナメントを制すなど絶好調。今大会では初参戦のリュウ・ク(中国)とライト級ワンマッチで対戦する。
<決定対戦カード>
▼ヘビー級タイトルマッチ 3分5R
リコ・ヴァーホーベン(オランダ/GLORYヘビー級王者)
vs
ムラデン・ブレストバッチ(クロアチア/GLORYヘビー級7位/挑戦者)
▼ウェルター級タイトルマッチ 3分5R
ハルート・グリゴリアン(アルメニア/GLORYウェルター級王者)
vs
アリム・ナビエフ(アゼルバイジャン/GLORYウェルター級1位/挑戦者)
▼ライト級 3分3R
マラット・グレゴリアン(アルメニア/元K-1 WORLD GPライト級王者)
vs
リュウ・ク(中国)
Photo by James Law, GLORY Sports International
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