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【Krush】王者KANA、オセアニア美人との初防衛戦で「ベルトと自分の存在を世界に知らしめたい」

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2018/05/11(金)UP

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世界の強豪と戦い続けるKANA。今回で7試合連続、外国人選手との対戦となった

 5月17日(木)東京・後楽園ホールにて開催される『Krush.88』で、WMC 52kgオセアニア王者キム・タウンセンド(29=オーストラリア)を挑戦者に迎えて初防衛戦を行う、Krush女子フライ級(-50kg)王者KANA(25=K-1ジム・シルバーウルフ)のコメントが、主催者を通じて届いた。
 
 KANAは2015年9月にデビューし、4戦目で同王座を獲得(第2代)。2度の防衛に成功したが、2017年1月にメロニー・ヘウヘスに敗れてプロ初黒星を喫するとともに王座を失った。しかし同年12月の再戦で王座を奪回(第4代)。今年3月の『K’FESTA.1』には女子初の新生K-1登場を果たし、ポリナ・ペトゥホーヴァからダウンを奪っての判定3-0で快勝した。

3月のポリナ(右)戦では、相手を圧倒するも倒しきれなかったKANA(左)

 K-1で勝利し5カ月ぶりにKrush凱旋を果たすKANAは「(3月の)『K’FESTA.1』の試合は内容的に満足いくものではなくて、すぐにでも試合がしたいという気持ちでした。怪我もなかったですし、試合の2日後には練習を再開していたので、今回はKrushの女子王者として責任をもって大会を盛り上げます」と、Krush王者としての責任感を持ってこの試合に臨む。
 
 気合い十分のKANAに挑戦するのは、Krush初参戦のキム。オセアニアを主戦場に戦い、ムエタイルールのタイトルを5つ獲得している実力者。戦績は31戦23勝(2KO)8敗で、構えはオーソドックスだ。

ムエタイルールで5本のベルトを持つオセアニア美人キム

 そのキムについてKANAは「キャリアがあるので色んな引き出しがあるな、というのが第一印象です。あとはムエタイ主体で蹴りのバランスもいいと思いました。蹴りが多彩なので、ハイキックだったりを狙われないように対策を練りたい。キャリアのある相手なので、上手く戦われないように自分のペースで戦いたいです」と話す。

 理想的な勝ち方は「今までパンチでカウンターを合わせて倒したことがないので、そういう技術的なところで倒したいですね。冷静に相手を見て、自分が求める勝ち方で勝ちたい。当日やってみないと分からないんですけど、戦績も多い選手なので、その相手を倒せれば自分のレベルアップにもつながると思います」と、パンチでカウンターを狙っているという。

昨年12月、ヘウヘス(左)からKrushのベルトを奪回した

 さらに「前回(3月のポリナ戦)は倒したい気持ちが出すぎて空回りした部分があったし、相手もタフでした。でもそこで倒しきれないのが、あの時の自分の実力だったと思います。この短い期間で変われるかどうかも勝負だと思うので、変わった姿を見せたいです」と、前戦からの2カ月間で相手を倒しきれる自分に成長しているかどうか、を見せたいと語った。

ポスターの通り、Krushのベルトが世界最高だと証明できるか

 また、タイトルを奪い返してからの初防衛戦という事にプレッシャーはあるか、と聞かれると「初めてチャンピオンになった時の初防衛は凄くプレッシャーがあって、防衛することの難しさを身に染みて感じました。ここで負けてしまったらベルトを手放すことになるので、それだけは避けたいです。プレッシャーをすべて力に変えて、Krushのベルトと自分の存在を世界に知らしめたいです」と答えたKANA。
 
 最後に「K-1の舞台に上がったことで、今の自分の実力も分かりました。もっと上を目指したいという気持ちが出来たので、試合への覚悟は今まで以上に沸いてきています。K-1、Krushの女子は自分以外に誰も盛り上げられないと思うので必ずKO勝ちします。注目よろしくお願いします」とKO宣言で締めくくった。
 

 

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