【K-1】空道王者・加藤久輝、上原誠とのハードパンチャー対決は「完全決着の試合になる」
6月17日(日)さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナにて開催される『K-1 WORLD GP 2018 JAPAN ~第2代フェザー級王座決定トーナメント~』で上原誠(33=士魂村上塾)と対戦する、加藤久輝(35=ALIVE)のコメントが主催者を通じて届いた。
加藤はハンドボールから格闘技に転向し、大道塾の総合武道・空道で全日本体力別選手権5連覇、全日本無差別選手権3度優勝。2013年3月からはMMA(総合格闘技)にも挑戦し、2015年からはアメリカのUFCに次ぐビッグプロモーションである『ベラトール』に定期参戦。タイトルマッチも経験するなどトップクラスで活躍。また、2016年4月の『RIZIN』にはベラトール代表として参戦し、元DEEPウェルター級王者・悠太に1RでTKO勝ちしている。今年4月の『S-BATTLE』では、キックルールの試合で初回KO勝利。K-1初参戦に向けて弾みをつけている。
一方、上原は士道館空手を経て2008年1月にキックボクシングでプロデビュー。RISEではヘビー級とライトヘビー級の二階級制覇を達成した。2016年6月からはK-1に参戦し、2017年11月の「K-1 WORLD GP初代ヘビー級王座決定トーナメント」では日本人選手で唯一のベスト4進出を果たしている。
このカードが発表された記者会見では、空道王者にしてMMAでも活躍する加藤が登場すると、会見場からは驚きの声が上がった。それほど意外な人選だが、加藤はK-1参戦を決めた理由を「僕は今年36歳で、限られた時間の中でできるだけ多くの試合をしたいし、格闘家として色々な挑戦をしたいという気持ちがあって、総合の他に立ち技格闘技にもう1回出ることにしました。それで僕が希望してた場所がK-1でした」と話し、限られた時間の中でK-1に挑戦する事を選んだという。
K-1の印象は「K-1は格闘技をやる前からずっとテレビで見ていましたし、今は昔と階級も大分変わっていて、よりダイナミックになって、イベントとしても面白くなっていると思います。軽い階級に強い選手がいっぱい揃っていて、見ていて楽しいですね」と、観る側としても楽しんでいたとのこと。
現在、K-1ルールの練習は「愛知のキックボクシングジム、MEIBUKAIさんで本格的なキックボクシングやムエタイの練習を始めて、総合とは違う打撃を学んでいます。身体作りは総合もK-1も似ているんですけど、細かい技術や打撃のみで言えばスピードが違うし、グローブの重さで打ち方も変わってきます」と話し、K-1用の練習に励んでいる。
ただ「僕は他の選手とバックグラウンドが全然違うし、格闘技を始めたのも遅いです。でもハンドボールで作り上げた身体を活かしてやっていて、それをあまり直さないまま、ここまで来ました。なので身体の動きが他の選手とは違うし、パンチも違うタイミング、違う打ち方、違う角度…を持っています。今はそれが自分の強みだと思っています」と、ハンドボールの経験を生かした独特の戦い方に注目して欲しいとも話した。
K-1デビュー戦の相手がヘビー級のエース・上原に決まった事については「ハードルは高いですけど、そっちの方が盛り上がりますよね。それに僕は年齢的にも時間がないので、いきなり日本最強と言われる相手と戦えて嬉しいです。K-1ヘビー級のエースと言われている上原選手を相手に、自分の技がどこまで通用するのか楽しみです。(上原をKOするイメージは出来ている?)はい。僕は空手でも総合でも、いつも相手のことを倒すことをイメージしていて、その夢ばかりを見ています。だから上原選手のことも毎日倒してますよ(笑)」と語り、モチベーションは高い。
しかし、K-1での今後の目標を聞かれると「まずは目の前の1試合、1試合に勝つことですね。上原選手に勝てば自然ともっと強い選手とやりたいという気持ちが出てくるだろうし、もし負けたら自分の実力はそこまでだったということです」と冷静なコメント。
最後に「僕は本当に昔からK-1を見ていて、K-1は憧れの舞台でした。この歳でK-1で試合が出来て凄く嬉しいし、絶対にインパクトのある試合をしたいと思ってます。相手の上原選手もハードパンチャーで、僕もパンチ力に自信があるので完全決着の試合になると思います。楽しみにしていて欲しいです」とファンへメッセージを送った。
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