【RIZIN】高田延彦・統括本部長、堀口恭司に「9秒は勘弁して」
7月29日(日)さいたまスーパーアリーナにて開催される『RIZIN.11』の記者会見が、5月16日(水)都内にて行われた。
会見では、約5年ぶりの再戦となるRIZINバンタム級トーナメント2017王者・堀口恭司(27=アメリカン・トップチーム)vs修斗世界二階級制覇・扇久保博正(31=パラエストラ松戸)が発表となった。
榊原信行RIZIN実行委員長は「以前から狙っていたカード」だと説明。「堀口選手がUFCから戻って来て、RIZINで元谷友貴選手と試合をやった後(2017年4月)から候補にありました。扇久保選手サイドと話もしていました。その頃、扇久保選手はTUF(トーナメント戦が行われるUFCの選手育成番組)にチャレンジしていたので実現はしませんでした。だから扇久保選手は日本人選手の中で対戦候補の最右翼に最初からあがっていたんです」と明かす。
当初、堀口には9月から始まる立ち技世界最強決定トーナメントへ向けてキックボクシングルールでの試合も考えていたが、堀口は扇久保戦をふたつ返事でOK。
「RIZINの本流はMMA(総合格闘技)ですし、J-MMA(日本の総合格闘技)でないといけない。ユニファイドルール(UFCを始めとするアメリカのアスレチック・コミッションが認定する統一ルール)でケージの中での戦いはどの戦いも同じでつまらない。RIZINのJ-MMAではそこからはみ出して、選手がそれぞれの想いを懸けて戦う、それまでの人生が見えてくるようなエモーショナルなものを懸けて戦う試合を組みたい。そこが本流です。それを伝えたい。
遠心力のあるカード、求心力のあるカードと言われますが、これはまだまだ取り戻せていないコアなファン向けのマッチメイクかもしれない。でも僕らは間違えないというメッセージを伝えたいんです。地上波のゴールデンでお茶の間に届くカードかと言うと、必ずしもそうでなないかもしれない。でもコアなファン、会場へ見に来てくれる大事なファンには届くカードだと思っています」と、榊原実行委員長は自信を持って送り出すカードだという。
会見に同席した高田延彦RIZIN統括本部長も「このカードはRIZINが見せたい本陣、中核です。2人のスーパーファイターによって存分にアピールしてもらいたい。堀口選手には短時間決着もいいですが、9秒は勘弁してもらいたい。ハイレベルなしのぎを削る攻防をファンの皆さんに見せるために、最高のコンディションでリングに上がってもらいたい。先ほどは9秒は勘弁してもらいたいと言ったけれど、1秒で終わっても結構でございます。相手を倒しに行って最高のパフォーマンスを見せてもらいたい」と、両者にはハイレベルは攻防を演じて欲しいとメッセージを送った。
堀口は5月6日の『RIZIN.10』で、イアン・マッコール(33=アメリカ)を相手にわずか9秒でのTKO勝ちを収めている。
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