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【NJKF】19歳と40歳の年の差対決は「必死のパッチ」vs「折れない心」

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2018/05/17(木)UP

14日に40歳になった大輔(右)

 5月27日(日)大阪・アプラたかいし大ホールで開催される『NJKF 2018 west 3rd 夜の部 第2章』のセミファイナル、NJKFスーパーフェザー級王座挑戦者決定戦・準決勝に出場する同級2位・佐藤亮(健心塾)と、同級4位・大輔(TRASH)の試合直前コメントが主催者を通じて届いた。

 今回の勝者が、2月に行われたもう一つの準決勝戦で勝利した澤田曜祐との対戦となる。

 まだ19歳で大学生の佐藤だが「もうチャンスはこれしかないと思って背水の陣で全力で獲りに行きます」と決死の覚悟で臨む。
 対戦相手である大輔の印象を佐藤は「ベテランで首相撲が上手い選手ってイメージですね。捕まりたくないです」と、首相撲を警戒。

蹴りを得意とする19歳の佐藤(左)

 試合展開については「何がなんでも勝つという気持ちしかないので、あまり考えてないですが、盛り上げる試合にしようと思っています」と、勝つことを最優先として盛り上げたいという。注目してほしいのは「僕特有のトリッキーさですかね、自分でもクセが強いなって思ってます」と、得意のヒザやミドルを中心とした独自の動きを見てほしいとアピールした。
 ファンには「必死のパッチで勝ちに行きます。応援よろしくお願いします」と、関西特有の言い回しでがむしゃらに勝ちを獲りにいくと宣言した。

 一方の大輔は今月で40歳。今年1月にはTKO勝利、4月には福岡のキックボクシング大会『大和』で同団体のMUAYTHAIスーパーフェザー級タイトルの初防衛に成功と波に乗っている。
 今回は準決勝戦だが大輔は「佐藤選手との試合が事実上の決勝戦だと思っています。澤田選手は目の前で試合を見た事ありますが勝てます」と、王者よりも佐藤の方が強いと評した。
 佐藤の印象を大輔は「佐藤選手は若くて良い選手だと思います。でもまだ心の部分が弱いのでは?と思っています」と、メンタルの強さでは負けないと言う。

佐藤(左)と大輔(右)の勝者が、澤田曜祐の待つ王座決勝に進む

 佐藤は蹴り技が得意だが「蹴りの対処は苦手ではないので蹴りをバシバシ貰うことは無いと思います。対策もしているのでマイペンライ(問題ない)です」と、愛するムエタイの母国タイ語で大丈夫だと語る。

「ムエタイ修行で得た”チャイスー”、タイ語で折れない心って意味なんですけど、そこを見てほしいです。気持ちの伝わる試合をしようと思ってます」と、ムエタイ仕込みの心の強さで半分の年齢の強者に立ち向かう。
 ファンには「人生を懸けて、全ての時間を犠牲にして佐藤戦に向かっています。今回は作戦と努力、そしてチャイスーで勝ちます」と、人生を懸けると気を吐いた。

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