【パンクラス】吉田沙保里とも戦ったジェイコブセン「フィニッシュを狙う」
5月20日(日)東京・新木場スタジオコーストにて開催される『PANCRASE 296』で、藤野恵実(37=FIGHT FARM)と対戦するシャロン・ジェイコブセン(34=アメリカ)が、17日(木)都内にて公開練習を行った。
ジェイコブセンはMMA(総合格闘技)形式のスパーリングを行い、打撃からタックル、テイクダウンしてのパウンド&ヒジ打ちとパワフルな動きを披露。「調子は絶好調」と微笑んだ。
ジェイコブセンは16歳からレスリングを始め、2006年に日本で開催された『第6回女子ワールドカップ』では吉田沙保里と対戦(フォール負け)。2008年には全米女子フリースタイルレスリング王者となっている。
「16歳でレスリングを始めて、ワールドカップに出場して吉田と戦って負けてしまいましたがいい経験をしました。吉田はとても速かったです。素晴らしい選手でした」と当時を振り返るジェイコブセン。
レスリング時代はコロラド州の軍隊所属として試合に出場し、現在も同じ軍隊でセラピストとして勤務しているという。
「前回の来日から12年が経って、レスリングでもMMAでも経験を積んできました。MMAは2012年からやっています。経験してきたことには自信があります」と、今度は負けないとの決意。
対戦する藤野はジェイコブセンを「自分と似たタイプ」と評していたが、ジェイコブセンも「彼女は自分と似た選手だと思っています。レスリングのバックボーンがあるし、ケージの使い方もテイクダウンも上手いです。私は当然テクニックにもケージの使い方にも自信があります。藤野はMMAでは私よりも経験が豊富ですが、彼女がMMAをやっている間に私はレスリングをやってきたので単純には比較しにくいですが、自分が今までやってきたレスリングとMMAとケージの使い方で彼女との経験差を超えようと思っています」と、自分と似ていると口をそろえた。
「好きな技はテイクダウンとパウンド」だと言うが、「日々練習して新しい技術を習得しています。関節技、打撃、全ての局面で戦えるように心がけています」と全局面で戦える技術があるとし、「戦いに関しては強い心を持っています。諦める気持ちは私にはありません」と強い精神力を持っている、とも。
「フィニッシュを狙って試合をします。日本のファンの皆さんに最高の試合をお見せします」と、完全決着を目指して戦うことを約束した。
そして「MMAファイターとしての目標は、まずINVICTAのチャンピオンになりたい」と2015年4月から参戦している世界最大の女子MMA団体『INVICTA FC』で王者になることだと話し、「そしてパンクラスでもチャンピオンになりたい。ゆくゆくはUFCに参戦することが目標です」とパンクラスでも王者を目指すと語った。
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