【UFC】元ヘビー級王者ファブリシオが禁止薬物違反
世界最大のMMA(総合格闘技)団体『UFC』はアメリカ時間5月22日(火)、米国アンチ・ドーピング機構(USADA)より2018年4月25日に実施された抜き打ち検査で元UFCヘビー級王者ファブリシオ・ヴェウドゥム(40=ブラジル)に潜在的なアンチ・ドーピング規則違反が確認された旨の通知を受けたことを発表した。
ファブリシオは柔術世界王者の実績を引っ提げてMMAに転向、ミルコ・クロコップの柔術コーチとして名前が知られるようになり、2005年2月からは『PRIDE』に参戦。その後はUFCに参戦するも一度離脱。2009年から『Strikeforce』(2013年にUFCと統合)に参戦すると、2010年6月にエメリヤーエンコ・ヒョードルから三角絞めで一本勝ちを奪い世界にその名を轟かせた。2012年にUFCへ復帰すると2014年11月にUFCヘビー級暫定王座、2015年6月には正規王者から勝利を収めて王座統一に成功した。
王座転落後もUFCヘビー級ランキングには常に名前を連ねており、今年3月18日にはアレキサンダー・ボルコフとメインイベントで対戦してTKO負けを喫している。また、9月15日にはUFC初のモスクワ大会でメインイベントに出場するとの噂もあった。
薬物の詳細は不明だが、UFCは「アンチ・ドーピング政策の下、いかなる選手であろうと完全かつ公平な確認プロセスを経て制裁が下される」との声明を発表しており、「さらなる情報がある場合は確認プロセスの進行とともに発表する」とした。これまで規則違反した選手は一定期間の出場停止処分となっており、ファブリシオにも同様の処分が下されることになりそうだ。
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