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【シュートボクシング】伏見和之「完全にベルトを取るシナリオが出来ている」

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2018/06/06(水)UP

元王者の伏見(右)が、王座を取り返す決定戦トーナメントに参戦

 6月10日(日)東京・後楽園ホールで開催される『SHOOT BOXING 2018 act.3』で、SB日本スーパーバンタム級王座決定トーナメント1回戦に参戦する同級3位・伏見和之(27=シーザー力道場)のコメントが主催者を通じて届いた。

 今回の1回戦では同級6位の竹野元稀(20=風吹ジム)と対戦する。16年4月に伏見は竹野と対戦し3-0で判定勝ちしている。

 竹野の印象を伏見は「とにかくただ打たれ強いですね。無理にガンガンいってもゴタゴタしてつまらなくなってしまいます。向こうとしてはゴタゴタして俺のことを削ってくると思うので、しっかり出入りの速さを見せてそういうのをやらせないようにします」とタフな相手を出入りのスピードで封じるつもりだ。「彼はKO負けしたことがないと思うので僕が倒します」とKO宣言も飛び出した。
 

トーナメント一回戦の竹野(左)には、一昨年勝利している

 伏見は50戦近いキャリアがあり、ベテランの域ともいえるが「昔は試合で手を骨折しても1カ月後に試合をしていたのですが、そういうツケが回ってきていますね」と笑う。「打たれたらすぐにぶっ倒れてしまうので、殴られないように。昔からスピードを武器にしていたので、もう一回それを取り戻そうと出入りのスピードを今見直して取り組んでいます」と、スピードに注目してほしいと語る。

 今回の戦い方については「あとはリングを大きく使おうと。カウンターも狙っています。今までは元チャンピオンという肩書きもあって、変な試合をしちゃいけない、技術で圧倒してやろう、ということばかりやってうまくいかないことが続きました。もう自分のやりたいことをやろうとだいぶ気持ちが吹っ切れて、今はみんなと同じ20歳ぐらいの気分で戦います」と新鮮な気持ちで向かうという。
 
 トーナメントの逆ブロックからは「川上君に勝ち上がって来てほしい」と、今年2月に負けた相手を挙げる。「僕の理想は、このトーナメントで全員にやり返してチャンピオンになることです。最後にベルトを取ったとこでマイクを取って『本当にチャンピオンになりたいからもう一回やろう!』と内藤(大樹)君にアピールしたいですね」と、かつて自身の防衛戦で敗北した内藤大樹との再戦を目指すつもりだ。

 防衛戦で敗北したのは、今回のトーナメント決勝が行われる両国国技館だった。「取られた場所で取り返す。完全に俺がベルトを取るシナリオができているなと感じましたね。それで最後に内藤君に勝ちますよ」と、自身の描いた復活ストーリーに向かって歩き出す。

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