【KNOCK OUT】「地響きのような振動を感じた」大激闘制した江幡塁が、那須川天心と「やってみたい」
6月8日(金)東京・後楽園ホールにて開催されたキックボクシングイベント『KNOCK OUT SURVIVAL DAYS』で、ISKA K-1ルール世界バンタム級王者・小笠原瑛作(22=クロスポイント吉祥寺/REBELS)を3R1分34秒、KOで下したWKBA世界スーパーバンタム級王者・江幡塁(27=伊原道場)。
日本人キックボクサーの中で打倒・那須川天心の最右翼と目されていた両世界王者の対決は、予想を上回る大激闘となった。ローキックとミドルキックで小笠原が江幡を追い込み、優勢に立ったその瞬間、江幡の狙いすました右ストレートがカウンターで決まり、鮮やかな逆転KO勝ち。大歓声の中、多くの観客がスタンディングオベーションを送ったこの一戦は年間ベストバウト候補の呼び声も高い。
江幡は「凄くアグレッシブなファイターなので、隙をつくようなパターンでKO出来たらなと狙っていました」と、カウンターは狙い通りだったと明かす。
「本当に良い選手で、ここまで技術・気持ちのある選手はなかなかいません。対峙した時にしか分からない気持ちの強さは小笠原君から感じましたし、やっぱり背負っているものがあるなというのも感じていたし、とにかく試合で一番印象的だったのは面白かったことです」と、小笠原を称えた。
日本人大物対決ということで注目を浴びたが「プレッシャーよりもワクワクが大きかったですね。あまりこういった試合は実現できないのが現状で、今回はKNOCK OUTに盛り上がるような試合を組んでいただいて、実際にこうやって気持ちよく試合が出来たのは会場(観客)のおかげだなと思っています」と、前売り券で完売した超満員札止めの状況での試合が気持ち良かったと話す。
「本当にKOした瞬間なんかは地響きがするような、手の先から伝わるような振動を感じましたし、僕もデビューして10年経ちますけれど、満員の後楽園ホールで立ち上がって、声援をくれたのは痺れました」と、観客の反応が伝わったと振り返った。
今後については「凄く気持ちよかったというのが印象的で、KNOCK OUTのファンの皆さんは凄く格闘技が好きで会場がアツかったです。今後もキックボクシングを盛り上げるような試合をしていきたいと思っているので、今後も皆さんが見たいような試合をしていきたいと思っています」と、ファンの期待に応えるカードを実現させていきたいという。
そこで名前があがったのが、やはり那須川天心だ。小笠原をKOで葬った以上、日本人頂上対決の実現に期待がかかるところ。「そういった声も聞いて、自分自身も戦いたい選手の一人なのでやってみたいです」と、江幡も対戦に意欲的なコメントを残した。
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