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【KNOCK OUT】菊野克紀との異種格闘技戦に勝ったT-98「次は見た目が強そうな外国人選手とやりたい」

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2018/06/12(火)UP

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異色の対決として話題となった菊野(左)vsT-98(右)の一戦は、T-98の勝利となった

 6月8日(金)東京・後楽園ホールにて開催されたキックボクシングイベント『KNOCK OUT SURVIVAL DAYS』で、UFCにも参戦したMMA(総合格闘技)ファイター・菊野克紀(36=チームKIKUNO)を迎え撃ち、大差の判定勝ちを収めた元ラジャダムナン認定スーパーウェルター級王者T-98(たくや/32=クロスポイント吉祥寺)が、“異種格闘技戦”を振り返った。

 菊野は極真空手仕込みの必殺・三日月蹴りと、沖縄拳法空手で身に着けた一撃必殺の突きを武器に、総合格闘技ではDREAMやUFCといった最高峰の舞台で活躍。現在は異種格闘技イベント『巌流島』のエースとして活躍しながら、同時に東京オリンピック出場を目指してテコンドーの大会にも参戦するなど、様々な競技に挑戦して強さを追い求める求道者として活動している。

 その菊野をキックボクシングルールで迎え撃ったのは、ムエタイ最高峰ラジャダムナンスタジアムが認定するスーパーウェルター級王座に就いたこともある、70kg級日本人トップ選手のT-98。

 1Rは菊野が強烈なパンチの連打でT-98に攻めさせる隙を与えなかったが、2R以降はT-98が前へ出てパンチ、ヒジ、ヒザ、ローキックで攻め続け、菊野はクリンチを多用して耐え続ける展開。3分5Rを戦い抜いた菊野だが、T-98の圧勝に終わった。

 T-98は「試合は異種格闘技戦みたいな構図で試合前から注目されていましたが、自分の中では思った以上に噛み合わなくて納得できる試合ではなかったです。最低限、勝つことが出来て良かったかなと思います」とし、「メッチャやりづらかったです」と振り返った。

「組むというより押す力が強かったので、巌流島だったら僕が負けていました。距離を作ってヒジやヒザを打つことが出来るポイントではあったんですが、ロープがなければ押し出されていたかもしれないです(笑)」と、ジョークを交えながら菊野のフィジカルの強さを称える。

菊野の三日月蹴りをしっかりとガードするT-98

 菊野の突きについては「バンテージを巻いていなかったみたいで。キックボクサーはバンテージを巻いてグローブを着けるんですが、もともと空手家で拳が固いだろうなと思っていて、想像通りの固さだったので倒れずに済みました。やっぱり固いのは固かったです」と評し、三日月蹴りについては「僕は距離を詰めたいタイプですけれど、ただ真っ直ぐ入ればもらってしまうので、ああいった入り方(左足を上げる)を会長からのアドバイスでやりました。最初の方に結構打って来た時は反応できて全然効かなかったんですが、5Rの残り1分くらいで一発良いのをもらってちょっと効きました」という。

 今後については「70kgの日本人選手がいれば、70kgでもトーナメントをやってもらいたいですし、前から言わせてもらっていますが、外国人選手が70kgにいっぱいいるので、見た目が強そうな選手を呼んで欲しいです」と、トーナメントか強豪外国人選手との対決を希望した。

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