【RIZIN】3連戦に臨む五味隆典、川尻達也との再戦も候補に
7月29日(日)さいたまスーパーアリーナで開催される『RIZIN.11』に参戦が決まった元PRIDEライト級王者・五味隆典(39=イーストリンカンラスカルジム)。
五味は昨年、UFCとの契約を終えて日本のリングに復帰し、大みそかのRIZINで矢地祐介(28=KRAZY BEE)と対戦。1R2分36秒、三角絞めで敗れるも怒涛のラッシュで観客を沸かせ、場内には「五味」コールが響き渡った。
その試合後、五味は「来年もやります。大みそかだけですよ。試合のモチベーションを維持するのは難しい。もう十分でしょう」と、2018年大みそかでの試合での引退を示唆していたが、6月8日に行われた記者会見では「今年は3連勝で終わろうと思っています」と、7月大会に続き9月大会、そして大みそかと3大会参戦の意思を表明するなどやる気満々。
榊原信行RIZIN実行委員長は「7月のマッチメイクをしているうえで骨太なカードが欲しいと思っていました。一緒に食事をした時に7月にやらないかと話は振ってあり、体調も良さそうだったのでオファーをしたところ1週間で話がまとまりました。年末の試合を振り返った時に、ある意味3つのトーナメント決勝戦を凌ぐような試合で、あれだけのコールを巻き起こしたのは五味というのが事実です。真夏の格闘技の祭典には必要かなと思い、話をしました」と、五味参戦の経緯を語る。
榊原委員長から見ても「彼はやる気満々です」という。「9月も出て、大みそかも出ると言っています。心技体でコンディションが上がっているのだと思いますね。年末から半年間空いた中で、いい方向に全てが向いているのではないでしょうか」
今回はシュートボクシングS-cup世界王者&K-1 WORLD MAX世界王者アンディ・サワー(35=オランダ)との対戦となったが、このカードは元々、昨年末にも候補にあがっていた。
「サワー戦は年末にアイデアがありました。矢地かサワーかどっちかにしようと。サワーと五味、ともに一時代を築き、日本の中で全盛期を駆け抜けて来た2人がRIZINで遭遇する、2人が対峙するのは往年のファンも見てみたいと思います。きっとかみ合うはず。試合はスタンドから始まるわけですから、打撃戦は覚悟して向かう合うわけです。壮絶な試合が期待できる。何を求められているのか分かっている2人ですから、楽しみな試合です」と、大きな期待を寄せる。
五味は現在6連敗中となっているが、榊原委員長は「勝ち負けを越えたところに五味の凄味があります。矢地との試合では格闘家の魅力を見せ付けられました。それがプロの戦いです。みんなに見たいと思わせるファイトスタイルが彼にはある。プロはファンの支持が全てなんですから、負けを恐れずにファンが求める限りリングに上がり続けて欲しい」と、プロフェッショナルな試合を期待したいという。
9月、そして大みそかの相手としては「やらせたい相手はいっぱいいます。本人がどう思うかは知りませんが青木真也であったり、川尻達也との再戦があってもいいかもしれない。福岡で矢地とやったディエゴ・ヌネス(ブラジル)もあってもいい。無名・実績のない選手よりも意味のある試合を組みたいですね。五味選手も若い頃よりは試合数が出来ないだろうから、ファンに生き様を伝えられる相手を見つけたいです」とした。
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