【ベラトール】ヴァンダレイ・シウバ復帰、宿敵“ランペイジ”・ジャクソンとの4度目の再戦が決定
9月29日(土・現地時間)アメリカ・カリフォルニア州サンノゼのSAPセンターで開催される『Bellator(ベラトール) 206』の対戦カード第一弾が発表された。
かつて日本の『PRIDE』で人気トップファイターとして活躍した元PRIDEミドル級王者ヴァンダレイ・シウバ(41=ブラジル)と元UFCライトヘビー級王者クイントン・“ランペイジ”・ジャクソン(40=アメリカ)が、4度目の再戦を迎える。
両者の初対決は2003年11月の『PRIDE GRANDPRIX 2003』で行われたミドル級グランプリ決勝で、2度目の対決は2004年10月の『PRIDE.28』で行われたミドル級タイトルマッチ。いずれも当時、“戦慄の膝小僧”の異名で猛威を振るっていたシウバが、ジャクソンに強烈ヒザ蹴り連打でKO勝ちしている。
その後、両者は活躍の場をアメリカの『UFC』に移し、2008年12月の『UFC 92』で3度目の対決をライトヘビー級ワンマッチで迎える。UFCライトヘビー級王座陥落からの再起戦であったジャクソンは、シウバに強烈な左フック一発を叩き込んでKO勝ちし、4年越しの雪辱を果たした。
そして、今度は『Bellator MMA』に移籍した両者は、再び新天地で拳を交えることに。シウバは昨年6月の『Bellator 180』でチェール・ソネンを相手に新天地デビュー戦を迎えるも、判定3-0で完敗。UFC時代に薬物検査を拒否したことで出場停止処分を受けていたシウバは、この試合が約4年3カ月ぶりの復帰戦であった。今回のジャクソン戦は、約1年3カ月ぶりの再起戦となる
一方のジャクソンはシウバより一足早く、2013年11月の『Bellator 108』で新天地デビュー戦を迎え、2014年5月の『Bellator 120』で行われたライトヘビー級トーナメント決勝では、元Strikeforce同級王者キング・モーを判定3-0で破って優勝し、幸先の良いスタートを切った。
しかし、ここ最近は昨年3月の『Bellator 175』でモーに判定3-0で敗れリベンジを許し、今年1月の『Bellator 192』で開幕したヘビー級王座決定トーナメント1回戦で、ソネンにも判定3-0で敗北を喫した。今回のシウバ戦に連敗脱出が懸かる。
そんな両者だが、PRIDE時代から犬猿の仲として知られ、その遺恨は未だ晴れていない様子。昨年1月からたびたびSNS上で舌戦を繰り広げるようになっていた。
ジャクソンは「ジュース(ステロイドの意)はきっとお前に自信を与えるんだろう。ヴァンダレイよ、お前は動画を投稿し続けて俺を求めているようだが、俺ともう一度戦え。お前がジュースを使ってようがどうでもいい。さあ、どうする?!(アイツは戦わないだろうな)」と投稿。これにシウバも「お前を蹴散らしてやる!」とのコメントとともに、ジャクソンと睨み合っている自身の写真を投稿して応じていた。果たして4度目の遺恨試合の結末やいかに。
なお、今大会からスポーツのライブストリーミング配信サービス『DAZN(ダゾーン)』により、Bellator MMAの試合が配信される予定だ。日本のリングで活躍し、今や世界にその名を知られる大ベテランの域に達したシウバとジャクソンの再戦は、日本でも視聴可能になるだろう。
<決定対戦カード>
▼ヘビー級
クイントン・“ランペイジ”・ジャクソン(40=アメリカ/元UFCライトヘビー級王者)
vs
ヴァンダレイ・シウバ(41=ブラジル/元PRIDEミドル級王者)
Photo by Bellator MMA
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