【レベルス】才賀紀左衛門がキックに復帰、那須川天心へのリベンジを宣言
7月2日(月)東京・吉祥寺のキックボクシングジム・クロスポイント吉祥寺で記者会見が行われ、才賀紀左衛門(29)が同ジムへ移籍、同ジムの山口元気会長が代表を務めるムエタイ&キックボクシングイベント『REBELS』に参戦することが発表された。
才賀は空手からキックボクシングに転向し、2008年1月にプロデビュー。K-1、Krushを主戦場にしていたが、2014年10月からはMMA(総合格闘技)に転向。2015年12月からRIZINを主戦場としていた。
今回、キックボクシング復帰を決意した経緯について才賀は次のように語る。
「自分自身、去年は格闘技人生で凄く悔しい1年を過ごして、格闘技以外でも悔しいことがあり、生活を改めないといけない点がいっぱいありました。いい時も悪い時も応援してくれる人がいて、離れる人間もいたけれど必ず応援してくれる人はいました。その人たちに感謝の気持ちを表すためには、このままではダメだなと思って。
自分自身に問いかけて、何が一番したくて自分が一番満足できるかなって考えた時に、立ち技が一番得意やったんで。MMAも好きだし練習もしたし試合もまたやりたいけれど、今はキックかな、と。(那須川)天心やら若くていい選手が増えてきて、海外のMMA団体もキックの試合をやって盛り上がってきているので、もう一回キックに戻って紀左衛門はやっぱり凄いな、強いなっていうのを見せたい。それを応援してくれる人たちに恩返しで見せたいと思います」
つまり、自分が最も得意とするキックボクシングで、やはり才賀紀左衛門の試合は面白いということをもう一度見せたいということだ。
もうひとつ、キックボクシング復帰を決意させた出来事がある。それは2017年7月のRIZINにてミックスルール(1Rがキックボクシング、2RがMMA)で対戦し、才賀がKO負けを喫した那須川天心(19=TARGET/Cygames)の存在だ。
「戻った理由は天心。やられて悔しい。天心には普通にぶっ倒されて。彼に教えていたこともあったので余計に悔しいし、あの子に勝つには真剣に練習しないといけないと思いました。MMAが好きやったけれど、このままじゃあかんな、と。天心にはリベンジしたい。今すぐには無理ですよ。もっと経験を積んで、リベンジします。やられっぱなしでは嫌なので。ああいう悔しさは初めて味わわされた。
でも天心は大好きですよ。今の日本ではぶち抜けているじゃないですか。ロッタンとの試合を見てもタイ人にはもっと凄いヤツがいっぱいいるので火が付きました。もう俺もいい年だから、ここでしっかりキックをやっとかないとあかんと思ったんです」
9月30日(日)さいたまスーパーアリーナで開催される『RIZIN.13』からは、那須川と堀口恭司(27=アメリカン・トップチーム)が出場する「立ち技世界最強決定トーナメント」(仮称)が開幕する。才賀は「めっちゃ興味がある」と参戦を熱望する。
「立ち技でやるんですよ。俺以外誰が盛り上げるんですか? 天心はRISEの選手でしょう。昔からRIZINに出ているのは俺です。RIZINがMMAの団体だったからMMAをやっただけで、RIZINが立ち技をやってくれるならやりますよ。俺以外の誰が盛り上げて、誰が華があるんですか。俺が強くて勝つところをみんな見たいでしょう。
天心と俺の試合をまたやるって言ったらみんな見ますよ。堀口君がやるって言っているけれど、キックをナメんなよって感じです。MMAでやるのなら無理ですが、キックでやるならOKって感じ。堀口君がキックにチャレンジするのは凄いと思うけれど、天心は“堀口? 余裕”と思っているはず。いろいろ言っているけれど、心の中では“来いよ”と思っていますよ。堀口君にスカッと勝ったら、また天心の株が上がるじゃないですか。俺も9月があるならぜひ出たい」
山口代表も「8月の結果次第で、榊原(信行・RIZIN実行委員長)さんが出て欲しいと言えば出た方がいいと思う」と、オファーがあれば出場させるつもりだ。
那須川とのリベンジ戦も、RIZIN立ち技トーナメント参戦も、まずは8月3日(金)東京・後楽園ホールで開催される『REBELS.57』でのキックボクシング復帰戦、蹴拳ムエタイ・スーパーフェザー級王者・小磯哲史(テッサイジム)との試合をクリアーする必要がある。才賀はキックボクシングで再び輝くことが出来るか。
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