【Krush】野杁正明がウェルター級転向へ、城戸康裕らとの対戦も視野
8月18日(土)名古屋国際会議場イベントホールにて開催されるキックボクシングイベント『Krush.92~in NAGOYA~』の記者会見が、7月9日(月)都内にて行われた。
K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者・野杁正明(24=K-1ジムEBISU)が、スーパー・ライト級(-65kg)からウェルター級(-67kg)に転向する方針であることを発表。当初、野杁は同大会でリュウ・ウェイ(26=中国)とスーパー・ライト級で対戦することが発表されていたが、6月のK-1での試合後に所属ジムから、野杁は身体が大きくなってしまって減量に苦しんだとのことから契約体重アップの申し出があった。
その後、Krush実行委員会は中国側と交渉し、新たにヤン・ハオドン(21=中国)が対戦相手に決定。試合体重も67.0kg以下に変更された。ハオドンは24勝(7KO)7敗の戦績で、2016・2017年英雄伝説アジア-64kg級トーナメント準優勝の実績を持つ。『英雄伝説』は中国のメジャーキックボクシング団体。
名古屋大会の実行委員長である佐藤嘉洋は「昨年、英雄伝説でヤン選手の試合を生で観ました。石田勝希(K-1甲子園2009第3位)選手に勝利している強豪。リュウ・ウェイのようなスピーディーでテクニカルなタイプではなく、パワーファイターの印象が強い。リュウ・ウェイとは違うタイプですが、身体が強そうな選手なので、きつい試合になるんじゃないか。中国選手の身体能力凄いアップしているので、世界トップクラスの野杁選手とどんな試合をしてくれるのか非常に楽しみです」と評した。
野杁はまずリュウ・ウェイにお詫びの言葉を述べ、「代わってハオドンとの試合が決まって、パワー系と言うことですがパワー負けすることなく、名古屋でも進化した僕の姿を見せるのが僕のテーマなので、怪物らしくぶっ倒してやろうと思っています」とKO宣言。
ハオドンについては「逆においしいかな。そういうパワー系で身体の強い選手を倒せば野杁は67kgでもやっていけると思われるので。自信にも今後にもつながるのでいい相手だと思います。記憶に残る試合をすることをお約束します」と、ウェルター級転向への試金石になるという。
相手の試合映像は見たかとの質問には、今後の野杁について重要なポイントとなる答えが返って来た。
「今後、僕の中で決めていることがあって、今までは相手を研究して相手に合わせて戦い方を変えてきましたが、今回からは自分のスキルアップに重点を置き自分のスタイルを確立してやっていこうとトレーナーとも話しています。今後も相手の映像を見ることはなくなると思いますね。今まではいろいろ戦い方を変えたりして、そのおかげでサウスポーでもオーソドックスでも戦えるようになったんですが、自分のスタイルってなんだろうと考えるようになって。世界と戦っていくためには自分のスタイルを確立した方が戦って行けると思いました」と、自分のスタイルを作り上げたいと話した。
また、ウェルター級転向については次のようにコメント。
「6月は減量が本当にきつくてパニック障害になりかけたこともあったし、今後の自分の人生も大切だし、階級を上げた方がよりいいパフォーマンスが発揮できると思ったのが一番の理由です。
スーパー・ライト級で面白い選手が出てくれば、っていうのがあったんですが、身体のことを考えると今後はウェルター級でやっていきたい。ウェルター級でどういうパフォーマンスを見せられるかが僕のテーマだし、今後のテーマ。スーパー・ライト級でやっていた時は体重を落とすためだけに専念しないといけなかったんですが、今回2kgアップしたことで練習にもより一層身が入りますし、万全な状態で今までよりいいパフォーマンスが出来ると僕の中で感じています。
チャンスがあればすぐにでもベルトは欲しいし、やっている以上はK-1のベルトを巻いてナンボだと思うので、挑戦させてもらえるために組まれた試合を勝たないといけない。スーパー・ライト級は選手層が厚くて盛り上がっていたので、僕がウェルター級で起爆剤になって盛り上がったら面白いと思います。城戸選手とか海外もまだまだ強豪がいると思うので、そういう選手とやっていきたいと思います」
K-1ウェルター級には王者・久保優太を始め、木村“フィリップ”ミノル、メルシック・バダザリアン、そして野杁が名前をあげた城戸康裕らがおり、野杁の参戦でさらに活発化していきそうだ。
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