【J-NETWORK】伊仙町典久が初防衛戦、昨年勝ちを譲ったMA王者が侵略へ
8月19日(日)東京・後楽園ホールで開催されるキックボクシングイベント『J-KICK 2018~3rd~』の追加対戦カードが発表された。
闘牛で生死の境をさまよったという逸話を持つJ-NETWORKスーパーバンタム級王者・伊仙町典久(いせんちょう・のりひさ/32=BRA-FREY)の防衛戦が決定。
挑戦者はMA日本スーパーバンタム級王者で、J-NETスーパーバンタム級2位の大久保拓(34=MA・士道館ジム)。
両者は昨年12月のMA大阪大会でMA日本スーパーバンタム級王座を争い、大久保が2-1の延長判定で勝利、MA王座を獲得している。今回は大久保が2つめのタイトルを狙い、伊仙町のホームであるJ-NETに乗り込む。
伊仙町は闘牛が盛んな鹿児島県・徳之島市出身で、元J-NETWORKウェルター級王者にして元WMAF世界同級王者の北山高与志の弟子。
もともとは地元で勢子(せこ)と呼ばれる闘牛士を志していたが、ある時に闘牛の取り組み中に負傷。今でも胸元に残る傷を負い、生命の危険にさらされながらも命を取り留めたが、この事故をきっかけに勢子の道を諦めてしまったという。
その後、就職のため大阪に移り、日常生活を送っていた伊仙町だったが、勤務先の近所のジムで北山と出会ったことをきっかけに闘牛士を志していたころの”闘志”が再燃。北山に弟子入りし、キックボクサーとしての道を歩み始めた。
昨年2月、J-NET・WMC日本・MA日本と三冠王の渡辺優太とのタイトルマッチで新王座に就いた。
伊仙町は自身のFacebookで「初防衛戦&12月のリベンジ戦!借りは絶対返す!絶対勝つ!」と意気込んでいる。
対する大久保は元ホストながら13戦8勝の戦績を持つ。器用なタイプではないが気持ちが強く前に出ていくスタイルの選手だ。昨年4月のMA興行で33歳にしてタイトル初挑戦。惜しくも敗れ、MA日本バンタム級王座獲得は失敗したものの、王者・KING強介相手に延長戦まで戦い抜き、強介に「ゾンビのようだった」と言わしめた実力者。
その後階級を上げ、昨年12月に伊仙町とMAスーパーバンタム級王座を争い、戴冠した。
今回は伊仙町の持つJ-netのタイトルマッチに挑む大久保。伊仙町が勢子魂で王座を守りきるか、大久保が2つ目の王座を奪い取るか。
また、J-NETWORKスーパーフェザー級王座決定戦として、同級2位のSHUN JANJIRA(25=JANJIRA GYM)対 同級8位足利和正(24=Aim high)の対戦が決定。
J-NETWORKヘビー級では、同級2位の坂本英則(24=修実館)と同級8位の遊笑(28=Y’s glow)のヘビー級トーナメント決勝戦が行われ、この試合の勝者がヘビー級王者アレックス・ロバーツ(空柔挙会館)への挑戦権を獲得する。
<決定対戦カード>
▼スーパーバンタム級タイトルマッチ 3分5R ヒジあり
伊仙町典久(J-NETWORKスーパーバンタム級王座/BLA-FREY)
vs
大久保拓(J-NETWORKスーパーバンタム級2位、MA日本スーパーバンタム級王者/MA・士道館ジム)
▼スーパーフェザー級王座決定戦 3分5R延長1R ヒジあり
SHUN JANJIRA(J-NETWORKスーパーフェザー級2位/JANJIRA GYM)
vs
足利和正(J-NETWORKスーパーフェザー級8位/Aim high)
▼ヘビー級トーナメント決勝戦 サバイバルマッチ1
坂本英則(J-NETWORKヘビー級2位/修実館)
vs
遊笑(J-NETWORKヘビー級8位/Y’s glow)
▼スーパーウェルター級 サバイバルマッチ1
平塚洋二郎(J-NETWORKミドル級10位 J-NETWORK2017年度同級新人王/チーム・タイガーホーク/大道塾仙南支部)
vs
清水武(J-NETWORKスーパーウェルター級1位 初代&第3代WPMF日本スーパーウェルター級王者/sbm)
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